☆yukarinの映画鑑賞日記α☆

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コロニア

2017年04月08日 | ★★★★

【COLONIA】 2016/09/17公開 ドイツ/ルクセンブルク/フランス 110分
監督:フロリアン・ガレンベルガー
出演:エマ・ワトソン、ダニエル・ブリュール、ミカエル・ニクヴィスト、リチェンダ・ケアリー、ヴィッキー・クリープス、ジャンヌ・ヴェルナー

必ず、私が、救い出す。
生還率0.01%!<驚愕の史実>に基づく、緊迫の脱出劇

STORY:ドイツ人キャビンアテンダントのレナは、フライトで訪れたチリで、現地に滞在するドイツ人活動家の恋人ダニエルとの束の間の逢瀬を楽しむ。ところが突如、チリ軍部によるクーデターが発生、ダニエルは反体制勢力として捕らえられてしまう... (allcinemaより)


チリのピノチェト独裁政権下で実際に拷問施設として使用されていた“コロニア・ディグニダ”を題材に、そこに監禁された恋人を救い出すために危険を顧みず奔走した一人の女性を描く。監督は『ジョン・ラーベ ~南京のシンドラー~ 』のフロリアン・ガレンベルガー。

1973年のピノチェト独裁政権下での実話を映画化した作品で、こんな施設が実際にあったとは驚きです。映画ではカップルの脱出劇が描かれてますが、実際は少年が脱出して両親が告訴したらしいですね。この施設の教祖的な独裁者のパウル・シェーファーは元ナチスの衛生兵(医師)だったそうで、児童虐待の罪を逃れるためにチリに移り“コロニア・ディグニダ”を作ったとのこと。

最初から最後まで気が抜けない展開で面白かったです。特にレナが恋人のダニエルを救うために、一度入ったら二度と出られないこの施設に危険を顧みず潜入した所からどうやって脱出するんだろうとハラハラドキドキの連続で見入ってしまいました。

あの可愛かったエマが美人になってこんな危険なこと(映画だって)をするようになるとは! 施設内は決まりごとは厳しいけれど素直に従って生活していれば普通に思えるのですが、観ていくとなんか変。どんどん施設の実態がわかっていくと恐ろしくなっていって実際にこんなことがあったんだと思うとゾッとしました。

映画のほうは内容が重いからか、恋人の救出劇になって観やすくなってたと思います。証拠となる写真についてはいつ現像したの?と思うところはありましたが 笑。クライマックスは『アルゴ』を思わせるようなドキドキ感がありましたね。なかなか観ごたえのある作品でした。

それにしてもシェーファーが逮捕されたのは2005年というからわりと最近の話というのに驚きです。
その後2010年に88歳で死去...

鑑賞日:2017/04/08

 

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エマ・ワトソン,ダニエル・ブリュール,ミカエル・ニクヴィスト,リチェンダ・ケアリー,ヴィッキー・クリープス
松竹

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