原題:CHARLIE BARTLETT
公開:2009/04/04
製作国:アメリカPG-12
上映時間:97分
監督:ジョン・ポール
出演:アントン・イェルチン、ホープ・デイヴィス、カット・デニングス、ロバート・ダウニー・Jr
彼はいつも君を待ってる──あの場所でね。
Story:成績優秀なセレブ高校生のチャーリー・バートレットは、人気者になりたいという強迫観念のために学園で問題を起こしてばかり。名門校を次々と追い出され、ついに落ちこぼれが集まる公立高校に転校することに。転んでもタダでは起きないチャーリーは、不良学生たちを相手に悩み相談のカウンセリングを受け付け、自分が精神科医をダマしてくすねた処方薬を彼らに転売するといういかがわしいビジネスを始めるが…。(allcinema ONLINEより)
アントン・イェルチン主演の学園コメディ。
邦題に興味は惹かれないけれど、アントン・イェルチンくんが出ているのでそこに惹かれて観てみましたが、なかなか面白かったです。タイトルからしてちょっとドタバタしたお話なのかなぁと思っておりましたが、意外にも真面目でシリアスなお話でした。
主人公のチャーリーは、人気者になりたくて学校では問題ばかりを起こし、せっかくの名門校を次々と追い出されちゃいます。そして次にやってきたのは名門校とは真逆の落ちこぼれたちが集まる公立校でした。
ここでも人気者になりたい気持ちはあるのに誰にも相手にされず、相手にされるのは不良二人組。トイレに連れ込まれ便器に顔を突っ込まれるわ、殴られるわで散々な目に合います。
だけど、頭の回転が良いというかちゃっかり者というか、ただやられてるだけじゃないチャーリー。ある出来事からチャーリーをいじめてた不良くんを手名付けて、精神科医をダマして自分がもらった処方薬を売りさばくことを思いつきます。
ここに出てくる生徒たちはそれぞれ悩みを抱えてます。トイレの個室がカウンセリングの場となり、症状に合わせてちゃっかり処方薬を横流し。いつの間にか評判になって一躍人気者へ。精神科のまねごとをしてどうかと思うんですが、彼のカウンセリングにはなかなか頷けるものがあるんですよね。そんなチャーリー自信も、実は深刻な悩みがあったりします。
チャーリーの彼女の父親にはロバート・ダウニー・Jrが演じてるんですが、この人も悩める人でしてやはりうまい。薬物の過去とアルコール依存症の役どころはハマってましたし・・・説得力ありました、、、。
大人も悩みを抱えてる点では子供たちとも変わらないんですが、重苦しくなく前向きで明るい展開なのが好感が持てます。それにアントンくんの演技力に惹き付けられるものがありますね。ちゃっかり者の所と悩める少年との演じ分けもうまかったし、医者からもらったリタリンという薬を飲んでハイになりすぎてパンツ一丁で大騒ぎしてる所はかなりいっちゃってます(笑)。
ただ驚くのは精神科のお医者さんて、患者さんの言うとおりのことを信じてすぐ処方薬出してくれちゃうんですかねぇ。劇中ではチャーリーが嘘の症状を延々と話してたらポンポン出してくれてましたが・・・こぇ~ヨォ。
※DVD
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