原題:DIAMANT 13
公開:2009年劇場未公開
製作国:フランス/ベルギー/ルクセンブルク
上映時間:98分
監督:ジル・ベア
出演:ジェラール・ドパルデュー、アーシア・アルジェント、オリヴィエ・マルシャル、アンヌ・コエサン、アイサ・マイガ、カトリーヌ・マルシャル
Story:強引な捜査が原因で謹慎中の刑事・マットは、変死体で発見された相棒・フランクの死に疑問を抱き孤独な捜査を開始する。
『あるいは裏切りという名の犬』のキャストとスタッフによるフレンチノワール作品。
『あるいは裏切りという名の犬』、『やがて復讐という名の雨』で監督・脚本を務めたオリヴィエ・マルシャルがジェラール・ドパルデューの相棒役で出演しています。
とにかく地味で渋い。
強引な捜査で謹慎をくらってしまったマット。仲間にも見放された状態で自分の信念を貫き、事件を捜査する熱い刑事。存在感あるジェラールさんですが、見た目的にも存在感ありすぎ。
彼の相棒だったフランクの死をきっかけにひとりで事件の真相に迫ります。このフランク、麻薬王との癒着が噂され内偵捜査されていたのでした。末期ガンで余命幾ばくもない状態だったのに、あまりにもひどい殺され方だったのは切ない。
フランクを殺した犯人を捜していくうちに、彼が持っていたとされるあるリストの存在を知ることになります。そのリストには世間に知られちゃいけない大物人物の名前があり、そのリストの存在を知ることによってマットはリストを渡せと脅されるのです。
マットと知り合いだったばかりにとばっちりを受けた車の修理屋のおっちゃんと、たまたま警察にご厄介になった黒人女性がちょっとかわいそうでしたな。特に女性のほうはたまたまマットと交流ができてしまったために巻き込まれてしまいました。
どこの国でもある警察内部での闇の部分をあつかった作品で、やはりこの人が裏切ってたのかーと思った通りの展開ではありましたが、全体的にどんよりした薄暗い映像と雰囲気があっていて良かったです。たとえ刑事をクビになったとしても自分の信念を貫くマットがカッコ良く思えましたわ。
※DVD
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