【THE TOWN】 2011/02/05公開 アメリカ PG12 125分
監督:ベン・アフレック
出演:ベン・アフレック、ジョン・ハム、レベッカ・ホール、ブレイク・ライヴリー、ジェレミー・レナー、タイタス・ウェリヴァー、ピート・ポスルスウェイト、クリス・クーパー
ある銀行を襲撃したプロの銀行強盗一味のリーダー・ダグは、思わぬ事態から支店長のクレアを人質に...。その後クレアは無事解放されるが、強盗たちの影におびえる日々を過ごす。そんな中、彼女は魅力的な男性に出会うが、その男性こそが自分を人質にしたダグだった...
チャック・ホーガン原作「強盗こそ、われらが宿命」を映画化した犯罪ドラマ。
ベン・アフレックの『ゴーン・ベイビー・ゴーン』に続いて監督2作目、そして脚本、主演も務めてます。
前作の『ゴーン・ベイビー・ゴーン』が良かったので2作目を楽しみにしてました。
前作ほどじゃないけど、これはこれでなかなか良かった。
なんせベン・アフレックが渋くて素敵だったし、好きになった人が自分を人質にした強盗犯のひとりだったという、クレアになりたいと思うくらい憧れのシチュエーションでした(笑)。
日々強盗を繰り返す主人公のダグが、ある女性を愛したことで足を洗いたいと思うのに仲間との絆も簡単に捨てることもできず葛藤する様子が切なくてねぇ、きゅんとしてしまいましたよ。
育ってきた環境から抜け出すのも難しいもんだなー。
盛りあがるようなおはなしじゃないし一般受けするような内容じゃないけど、やっぱりベン・アフレック監督作品は好きかも~と思いましたよ。
実際、同じ列のカップルが、まず先に彼女が飽きて、その後2人で途中退場しちゃいましたもん。
ポップコーンをガザガサうるさかったし、ケイタイが眩しくて帰ってもらってありがたかった。
ボストンのチャールズ・タウンは、強盗事件が一番多い街。
この街では強盗などの犯罪が家業になっているのにビックリでした。
冒頭から大胆な強盗シーンでいきなり緊張感が走りもうスクリーンに釘付け。
しかも緻密で鮮やかな手口で気持ちいいほど。
指紋を消すには漂白剤を撒くのがいいんだと勉強?になりました。
他人の髪の毛を撒くのもアリ。
とにかく証拠隠滅方法にわくわくしましたわ。
ネットでササッと済ませるより、身体張ったほうが面白いです。
2度目の強盗ではこれまたド派手なカーチェイスや銃撃戦なんかもあってご満悦なワタクシ。
覆面シスター'sと警官がお互い、え?という顔をして見つめ合うシーンは笑った。
そのあとの警官の行動がこれまた笑える。これは私もその場にいたら同じことするな(笑)。
後半戦の球場での追い詰められた銃撃戦もお見事、テンションあがったな。
ああいう切羽詰まった感じ大好き好き。
全体的に良かったんですが、最初の強盗の後からの日常的なシーンと、ダグとクレアとの恋愛シーンが長いのはちょっと退屈気味でした、、、。
でも会話の中での“きょうは晴れた日だから...”のエピソードが最後で活かされててグッときた。
ダグとは性格が正反対のジェムが、こういう映画にはかかせないシーンで魅せてくれたのも良かったですねー。
何気にFBIの人もいい味だしてましたな。
最後は、ええ~これでいいのか?と思うところもあるけど、ちょっといい話になってたのでまぁいいかと思うことに。
後になって考えるとツッコミどころもあった(笑)
銀行強盗するには、まずコレ観てから!と思うくらい教科書のような作品でした(笑)。
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