【Waking Ned】 1999/08公開 イギリス 92分
監督:カーク・ジョーンズ
出演:イアン・バネン、デヴィッド・ケリー、スーザン・リンチ、ジェームズ・ネスビット、フィオヌラ・フラナガン
ネコばばる?
南アイルランドに浮かぶ小島の村タリーモア。このこの村に住むジャッキーは、新聞を見て村の誰かが宝くじに当たったことを知り、おこぼれにあずかろうと考える。友人のマイケルを誘って当選者探しを始める。しかし、やっと見つけた当選者は当たりくじを握りしめたまま亡くなっていた...
アイルランドの小さな村で12億円の宝くじが当たったことによって、村中は大騒動となる様子を描いたコメディ。
これって・・・ホントはまずいでしょーなお話。当選した本人ネッドは驚いて当たりくじを握りしめたままショック死。そこに訪れたジャッキーが亡くなった彼を発見、そして当たりくじも発見。その夜、ネッドが使ってくれと夢に出てきたと都合良く解釈して、親友のマイケルと共にネコババ計画を始めるのです。刑務所行きよ~とジャッキーの奥さんも言いつつも計画に乗ってしまう、、、。
この何でも良い方に考えてしまうジャッキーと嘘がつけないマイケルのコンビがとっても良い味だしてました。素っ裸でバイクかっ飛ばしてるシーンは笑えた。二人のやってることはいけないコトなんだけど、なぜか憎めないんですよねぇ。お茶目なおじいちゃんたち。
しかし、本人確認が必要なのでコトは大きくなり、村中がこのネコババ計画に同意することになるんですが、お金に目がくらんだのは確かだけど、矛盾するけど変な欲がないところがいいですね。調査員をどうだまくらかして当選金を受け取るかがハラハラして面白いんです。
コレ都会の人がやってたら印象悪い作品になってしまいそうなんですが、のどかな田舎町と登場人物の大半がお年寄りというところがなぜか応援したくなってしまうんですよね。劇中に流れる軽快な音楽がまた良かったりする。ラストで、実は当選金は誰がもらうものだったのかというオチが良いっ。あそこで言っちゃえば丸々頂けたのに・・・
当選者のネッドとしてはどう思うのでしょうね。どうやら人柄的に12億円もの大金、独り占めする感じではない。やはり村の人たちで分けようよ~なんて言ってたかもしれませんね。でも気の毒・・・。
だから、あまり高齢者を驚かせちゃいけません!!
ひょうひょうとしたマイケルおじいちゃん、見覚えがあるなーと思ったら『チャーリーとチョコレート工場』のジョーじいちゃんなのだった!! 可愛い♪
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