原題:A MAN WHO WAS A SUPERMAN
公開:2008/09/27
製作国:韓国
上映時間:106分
監督:チョン・ユンチョル
出演:ファン・ジョンミン、チョン・ジヒョン、チン・ジヒ
+あらすじ+
毎日徹夜であけくれるテレビディレクター、スジョン(チョン・ジヒョン)が出逢った自称”スーパーマン”(ファン・ジョンミン)は、横断歩道を渡れない老人を手助けしたり、温暖化を防ぐために逆立ちしたり、その行動は奇想天外。彼を主人公にドキュメンタリー番組<地球を助けて、スーパーマン>を制作し、視聴率ヒットを獲得するが、ある日、彼の頭に何かがうまっていることを知る…。
韓国のスーパーマンの心温まるお話。
“スーパーマン”を名乗る男が地球に現れるのですが、人助けをするかと思えば温暖化防止のために逆立ちをしてみたり・・・と意味不明。しかしこのスーパーマンは空を飛べないし、超能力も使えない。なぜならばハゲ頭(劇中で言ってる)のせいで彼の頭の中にクリプトナイトが入っていて能力が使えないのだ! 仕方ないので等身大の力で世間のお役に立つ任務を遂行している・・・。
最初はちょっとおかしなおっさんのスーパーマンのパロディだと思って笑って観てたんですが、さすが急展開の韓国映画です。後半からはガラッと変わって涙をさそう感動のお話に急展開。いきなりといっても、この自称スーパーマンの裏にはとっても切なくて悲しい過去があってそれを知ると、なぜ彼がスーパーマンを名乗るのかが納得できます。でも彼は決して超能力が使えるわけでもなく空を飛べるわけでもない等身大のスーパーマンなのです。
しかし、ある火災によって建物に取り残される女の子を救おうと、彼は本物のスーパーマンになるのです。このあたりが彼の悲しい過去とダブってしまって泣けてくるんですねぇ。そして、本物とはちょっと違うけど空を飛ぶ姿には思わず感動してしまいます。
その後も彼の任務は続き、最後の任務は贈り物をおいて地球を去っていくんですねぇ。某映画のようなそれは違うんじゃない?というのとは違ってて、とても納得できるものでした。
このスーパーマンと出会ってドキュメンタリーを制作する女性ディレクター役のチョン・ジヒョンちゃんが自然な演技で良かったのです。久しぶりに見たらちょっと雰囲気が変わってたー。でも可愛い♪
あまり期待してなかったのですが予想外に感動するお話でした。さりげなく本家の設定も取り入れていてイメージを壊すことなく作られてたのは良かったです。
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