☆yukarinの映画鑑賞日記α☆

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おろち

2009年06月11日 | ★★★★

おろち
公開:2008/09/20
製作国:日本
上映時間:107分
監督:鶴田法男
出演:木村佳乃、中越典子、谷村美月、山本太郎、嶋田久作

+あらすじ+
人の世をさまよい、人間の心の闇を見つめてきたおろち(谷村美月)が家政婦として潜り込んだ門前家には、二人の美しい姉妹がいた。当家の女性は29歳を過ぎるころには突然、その美ぼうが崩れ、果ては化け物のように醜く死んでいくという。ある日、妹の理紗(中越典子)は死にゆく母親の口から、もう一つの門前家の秘密を打ち明けられる。(シネマトゥデイより)


楳図かずおの同名マンガを映画した作品。呪われた宿命に取り憑かれた美人姉妹の悲劇を描く、謎の少女おろちの・・・家政婦は見た!

前にも言っておりますが楳図作品は怖いという先入観で読んでいないので、この作品ももちろん絵は知ってても読んでません。ただし、もうすぐ三十路を迎える女性が、恐怖に脅えながら日めくりカレンダーをめくっているというパロディは読んだことがあります、、、。

“おろち”って大蛇だと思ってて蛇化するお話かと思ってました。てっきり木村佳乃さんが演じる人なのかと勘違い。人間の闇の部分を見守る人だったのですね~。ファンの方すんませ~んっっ。

ちょい前にみた『赤んぼ少女』よりずっと面白かったです。こういう人間の愚かさとか醜さをぐっさり描いたお話は大好き。今回は女性には一番の恐怖、美の崩壊・・・。向上するならありがたいが逆ならせめて現状維持はしていたいもの。しかも29歳を過ぎたらシワができるのとは訳が違って、化け物のように醜くなっていくんだから気が狂ったように暴れても仕方がないってもんです。

人間の嫉妬というのは怖いもんです。母親とはちがって、門前家の秘密がもうひとつありましたからね。その後の木村佳乃さんの迫真の演技はあっぱれでございましたよ。一方的だけど中越典子さんとの壮絶バトルは見応えありましたわー。

なーんんか舞台劇を観てるような感じでしたね。舞台で観ても面白そうな気がします。ただ、“おろち”の存在がいまひとつに思いました。ただ見守るだけなら、語りだけでも良かったんじゃないかと・・・。

早い段階でオチはわかったんですが、このお話に関してはわかってても面白い。ラストにビックリこくのもよいけど、つくづく人間の心理ってもんは面白いなと思えてきます。

*映画鑑賞★日記・・・より転載


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