【A MIGHTY HEART】
2007/11/23公開
製作国:アメリカ
監督:マイケル・ウィンターボトム
製作:ブラッド・ピット他
原作:マリアンヌ・パール『マイティ・ハート』(潮出版社刊)
出演:アンジェリーナ・ジョリー、ダン・ファターマン、アーチー・パンジャビ、イルファン・カーン、ウィル・パットン
《世界中があきらめても、
彼女は愛する人を待ち続けた。
生まれてくる新しい命と共に…。》
STORY:
2002年のパキスタンで、ウォールストリート・ジャーナルの記者ダニエル(ダン・ファターマン)は、妻マリアンヌ(アンジェリーナ・ジョリー)とディナーの約束をした後、ある取材に出かける。しかし、それを最後に彼との連絡は途絶えてしまう。妊娠中のマリアンヌと友人たち、地元警察などによる懸命の捜索が開始されるが……。(シネマトゥデイ)
結局DVD待ちになってしまったこの作品です。パキスタンでの取材中に誘拐され殺害されたジャーナリスト・ダニエル・パールさんの妻マリアンヌ・パールさんによる手記「マイティ・ハート 新聞記者ダニエル・パールの勇気ある生と死」を映画化した作品。
監督は「グアンタナモ、僕達が見た真実」のマイケル・ウィンターボトム。パキスタン系イギリス人の3人の若者がテロリストとして不当に拘束されてしまうというお話でしたが、こちらも同じパキスタンが舞台になってますね。どうもパキスタンは怖い国のイメージがついてしまいますが・・・
マリアンヌ・パールの手記からの映像化ということで、マリアンヌ目線でのお話となってます。なので、誘拐されたダニエルの様子は一切ないので思ったほどの緊迫感みたいなのはありませんでした。ただ、彼に何が起こったかは、そこは言葉で表現されていてあえて見せないのですが想像できるだけに何とも・・・
しかし、彼を助けだそうとこれだけの人たちが捜索にかかわっていたんだということがわかります。
奥さんも同じジャーナリスト。そのためか、気丈にふるまう姿がとても印象的でした。マリアンヌを演じるアンジーさんは、いつものかっこいい役柄とはちがって、ひたすら夫の無事を願う静かな役でしたが存在感もあり後半での熱演は良かったです。あの号泣するシーンではちょっとうるっときてしまいましたョ。
製作でブラピが関わっていたんですねぇ。ま、だからどうってわけでもないですが・・・
このマリアンヌさんは仏教徒なんですね。いきなり聞き慣れた言葉が流れてきたのでびっくりしましたね。
地味で盛り上がりがあるわけでもないんですが、ドキュメンタリーな
感じで108分しっかり観られました。この監督さん、「グアンタナモ~」の時もそうでしたが、淡々とした流れなんですけど飽きずにしっかりみられますね。
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