【IMAGINE THAT】 2009年劇場未公開 アメリカ/ドイツ 107分
監督:キャリー・カークパトリック
出演:エディ・マーフィ、ヤラ・シャヒディ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ニコール・アリ・パーカー、ロニー・コックス、マーティン・シーン
Story:金融企業の役員として忙しい毎日を送る父親・エヴァンは、仕事でトラブルを抱えキャリア失墜の危機を感じていた。そんな時、娘・オリビアの空想の世界の友だちが成功の鍵を握っていることを知る。
仕事一筋の父親が娘の不思議な“友達”によって劇的な1週間の変化を描いたハートフルコメディです。監督は『スパイダーウィックの謎』『シャーロットのおくりもの』などの脚本を手がけたキャリー・カークパトリック。
未公開作ですが心温まる素敵なお話でした。これは邦題で損してると思います。父親役のエディ・マーフィは何度か観たけれど一番いいんじゃないかなと思うくらい良かったです。『シャーロットのおくりもの』などの脚本の方が監督されたのも納得できますね。
金融企業のエリート社員のエヴァンは娘よりも仕事優先の毎日。しかしライバルが出現したことでキャリアの危機が迫ります。ある日、かまってあげられない娘を会社に連れていくのですが、会議中に目を離したすきに大事な書類に落書きをされてしまい大ピンチに!
どうしても必要な書類なのでラクガキのまま会議に持ち込むと、お偉いさんに怒られるかと思いきや思いもしない展開に発展していきます。この落書きこそが成功へのカギだったのです。オリビアは空想上の“友達”がいて、その“友達”がこの後とっても重要な役割になってくるのです。
エディ・マーフィ的なコメディとは違って真面目な父親を演じてます。たまに彼らしい部分もあって笑えたりするのですが、小さいお子さんがいる方には考えてしまうところがあるんじゃないでしょうか...。娘役の子が好感が持ててとても可愛らしい。
本来ならば空想上のお友達となると親としてはそういう遊びはやめさせないといけないと思ってしまうところを、エヴァンは一緒になって娘につきあってあげてるのが素敵なパパだなと思います。つきあうことで娘も次第に成長していくあたりは、前に観た『ラースと、その彼女』を思い出しました。
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