【THE BOOK OF ELI】 2010/06/19公開 アメリカ PG12 118分
監督:アレン・ヒューズ、アルバート・ヒューズ(ザ・ヒューズ・ブラザーズ)
出演:デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマン、ミラ・クニス、レイ・スティーヴンソン、ジェニファー・ビールス、フランシス・デ・ラ・トゥーア、マイケル・ガンボン
運べ、西へ。
世界に残る
たった一冊の本を──。
文明が崩壊した世界。その世界で一冊だけ残ったという本を持って西へと30年間旅をしているイーライ。本を守るためには容赦なく人を殺す。そんな彼の前に、その本を探し続けるカーネギーが現れる...
監督は『フロム・ヘル』のアレン・ヒューズ、アルバート・ヒューズの兄弟。製作は『マトリックス』シリーズのジョエル・シルヴァーときたら気になるところ。デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマンの共演ということもあって楽しみにしておりました。うふふふふ、ゲイリー、悪役♪
最初は『アイ・アム・レジェンド』風、しばらくすると核戦争で文明が崩壊した北斗の拳の世界!! シンとかラオウとか出てきそうな雰囲気、、、。となると、ケンシロウはデンゼル・ワシントンか?。実写できそう、笑。
かなり観客には不親切に展開。主人公はひたすら歩き続けてるし、荒れ果てた世界はなぜ?・・・。しばらくするとイーライが持っている本が何なのかがわかってくる。そしてこの世界も何が起ったのかがわかってくるのですが、多くは語らず、、、。
映像がカラーではあるけれど、かなり色を落としてモノクロのようなセピアのような色合い。これが崩壊した世界を演出しているように思います。砂埃や塵が舞っているので鼻がムズムズしてきたわ、、、。ちょっと西部劇っぽさもありますね。
あまりにもイーライがひたすら西へ歩きつづけているので、このまま歩き続けて終わりだったら・・・と心配しちゃった。最後の最後まで目的がわからないんでこれはイマイチかと。しかしホントに最後の最後で、うわっすげ!!と思ってしまった。こういうことだったのかーと。本そのものよりも中身が大切だったわけですな。
あの本があれば人々を救うこともできるし、世界を支配することもできるわけで・・・カーネギーがいうある意味で強い武器でもある。争いが起ってしまうほど影響力のある本なんですね。なんだかすごくスケールの大きな話でした。
でも日本ではほとんどが馴染みがない本だろうからヒットは難しいですね。私も高校の3年間がなかったらかなりイマイチだったと思います。
久々に悪役のゲイリーが観られて嬉しい、やっぱり悪役が似合うなぁ。でももうちょっと悪が強くでもよかってけれども。
『マックス・ペイン』にも出てたミラ・クニスも良かった。アクションとか似合いそう。ラスト、カッコ良かったな。
途中に立ち寄った、老夫婦がインパクトあった!! ドアを開けたらストンはいいですね。ソファを開けたら武器がどっさり。でも暮らしぶりが良かったけれど、食材はやってくるからいいんだ、笑。
気になるのは、イーライが銃弾を受けたのになぜ平気?。
やはり選ばれし者だから???
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます