【CASE 39】 2009年劇場未公開 アメリカ/カナダ 109分
監督:クリスティアン・アルヴァルト
出演:レニー・ゼルウィガー、ジョデル・フェルランド、ブラッドリー・クーパー、イアン・マクシェーン、ケリー・オマリー
開けてはならない“39件目”の戦慄ファイル
オーブンで焼き殺されそうになる寸前に助けられた10歳の少女リリーは、児童専門のソーシャルワーカーのエミリーの家でしばらく暮らすことになった。エミリーの友人でセラピストのダグも協力し、二人暮らしが始まる。しかし、その直後から不審死が続発し、エミリーはリリーの言動に不審を抱き始める...
レニー・ゼルウィガー主演のホラー。『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』にも出演しているブラッドリー・クーパーも出演。監督はドイツ産の『ANTIBODIES -アンチボディ- 死への駆け引き』のクリスティアン・アルヴァルト。ハリウッド進出第1作だそうです。劇場公開が予定されていたそうですが内容が過激とのことで未公開になったそうですが、もっと過激な作品あると思うのですが...。
可愛い顔をしてなんとまぁ悪魔な子なんだ!
目新しさはないけれど、大人たちをじわじわと追い詰めていく様子はなかなか怖いものがありました。しかも普通に外部にわからないように追い詰めていくから恐ろしい。しかも『エスター』ほど憎たらしくはないのが困る。“ごめんなさい”と言われたら許してしまいそうな切ない表情がこれまた悔しいところなんですよね。最近の子はうまいなぁ。
リリーは助けてくれたエミリーになついてたし、一見可愛い美少女でおりこうさんな女の子。しかし、暮らしはじめて少しずつ本性を出していき、エミリーも徐々に気づいていく。でもエミリーが何を言っても訴えてもまわりは信じてくれない。しかもエミリーの周りの人たちが狂気した挙げ句自殺?してしまうから、エミリーは何としてでもリリーから離れたい。でも周りがそうさせてくれないもどかしさ。さっさと殺してしまえば終わりなんだけど、なんせ相手が子供なのでそうはいかない。
最初は両親がおかしいんだと思ってたけれど実はその逆。リリーを殺す理由が分かった時はゾッとしましたわ。子供が相手だと大人は不利ってのがこわい。やはりオーブンの時、止めなきゃ良かったね(汗)。
レニー・ゼルウィガーとホラーってあまり結びつかなかったんですけど、児童専門ソーシャルワーカーというお仕事とリリーとの対決のギャップが良かったです。ただ、リリーの恐ろしい能力はどこから来たのか、そして目的は何なのか・・・。あの後どうなったのが気になります。あ゛あ゛、ダグの虫まみれは一番キモかったー(泣)。
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