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【BELFAST】
2022/03/25公開 イギリス 98分
監督:ケネス・ブラナー
出演:カトリーナ・バルフ、ジュディ・デンチ、ジェイミー・ドーナン、キアラン・ハインズ、ジュード・ヒル
明日に向かって
笑え!
STORY:1969年、北アイルランドの首都ベルファスト。ここで生まれ育った9歳の少年バディは、愛する家族と大好きな映画や音楽に囲まれ、楽しい日々を送っていた。ところがある日、暴徒化したプロテスタントの若者が、カトリック系住民への攻撃を開始した。以来、同じ街で平穏に共存してきたプロテスタント系住民とカトリック系住民の対立は激しさを増し、次第に街は暴力と恐怖に覆われていく... (allcinemaより)
監督のケネス・ブラナーが故郷ベルファストを舞台に、自身の幼少期を投影して描いた自伝的ドラマ。分断による暴力の嵐が吹き荒れる中、それでも変わらぬ家族の愛に包まれて暮らす9歳の少年の目を通して、激動のベルファストと家族の絆を描く。
冒頭、ベルファストの街がカラーで映し出されその後モノクロで描かれるのが印象的。それほど遠くない昔、宗教の違いで一方的に攻撃されるのは悲しい。規模が大きくなくてもいつの時代にも争いごとは常に起きているのが悲しい。監督の幼少期の出来事を描いたとのことで、モノクロの映像から伝わってくる。
少年バディからの目線で描かれていく宗教の対立と家族の物語。いままで平和に暮らしていた街が一変する様子は恐怖でしかない....。実際にこういうことが起きたことは知らなかった。今の世の中と重なる部分がある。
バディ役の子は映画デビューの新人くんとのことだけど、表情も良くていい演技をしてた。洗剤のくだりはちょっと笑った。劇中にいろいろな映画が登場するんだけどバディは映画好き、つまり監督が影響された作品なんだろうね。
祖父母の言葉は心に刺さるものがある。
そしてラストにバディが父親に問うシーンとその答えがとても良かった。
鑑賞日:2022/03/26
争いが絶えない世界ですけど、子供たちの無垢な世界をやはり一人の大人として守っていかなければならない。
その時に必要なのはやはり愛とユーモアなんだと思いましたよ。
ラストのジュディ・デンチのセリフは心に響きましたわ~。
今の世の中だからこそ観るべき作品で、おっしゃるとおり愛とユーモアは大切だということが伝わってきました。
時間が経っても心に残る言葉ですね。
というのは嘘(あたりまえ)ですが、いろんな映画も登場して、いい作品でしたねえ。
埼玉へ飛んできたのですね 笑
素直にいい作品だなーと思える作品でしたね