【ORPHAN】 2009/10/10公開 アメリカR15+ 123分
監督:ハウメ・コジェ=セラ
出演:ヴェラ・ファーミガ、ピーター・サースガード、イザベル・ファーマン、CCH・パウンダー、ジミー・ベネット、アリアーナ・エンジニア
この娘、どこかが変だ。
Story:めでたく3人目の赤ちゃんを身ごもったケイト・コールマンだったが、運悪く流産という悲劇に見舞われてしまう。それは、ケイトの精神に耐え難い苦痛をもたらし、コールマン家の安定を脅かしかねない事態となる。そこで夫婦は養子を迎えることを決意、地元の孤児院を訪れる。するとケイトは、聡明で大人びた一人の少女、エスターに惹きつけられる。彼女を養子として引き取ることにしたケイトだったが、やがてエスターの恐るべき本性に気づいてしまい…。(allcinema ONLINEより)
この娘、どこかが変だ←いや、そんなの通り越して恐怖だって!
ある夫婦が養子として引き取った女の子が、やがてこの夫婦と子供たちに思いもしない恐怖に陥れるホラーなお話。監督は『GOAL!2』のハウメ・コジェ=セラ。製作にはレオナルド・ディカプリオの名前が!!
・・・・・すごかった。
かなり集中しちゃって見終わったあとドッと疲れました。いやぁ、子供?だからって見くびってはいけない。恐ろしや~エスター。
3人目の子が流産してしまったために、その子へ注ぐはずだった愛情を養子の子へというのは良い話だなと思って観ていたら・・・なんとなんと迎えた少女が不幸をもたらす子だったとはビックリ。
早い段階で母親のケイトはエスターの本性に気づくんですが、夫やカウンセラーの先生は信じてくれないし、子供達はエスターに口止めされてるから言うに言えない。もう誰かわかってくれよ~とかなり不愉快な気分になりました。
しかもケイトの行動がすべて裏目に出ちゃうのも怖すぎ。だんだんエスターが憎くなってきた。特にバラを切っちゃった所は一番憎らしく思えましたよ~あのバラは特別な思いがあるのを知ってるのに・・・。
とにかくエスター役のイザベル・ファーマンの怪演が凄い!! とっても可愛くてお嬢様な服がとっても似合う女の子が、だんだん本性を現し始めてからは憎らしくなってくる。家族を恐怖に陥れて最後は君はターミネーターか?と思うほどにケイトを追い詰めていくところなんかとても13歳の女の子とは思えないですね。ほんとに13歳???
エスターの本当の正体はちょっと無理矢理な設定ではあるんですけど、なんせイザベルちゃんの演技力で突飛な設定も納得させられちゃうのも凄すぎです。パパを誘惑する所なんか子供には見えなかったですもん。とても迫力のある将来が楽しみな女優さんでした。
いろいろな疑問なところや人物設定にもちゃんと伏線が張られていて、エスターの正体が分かってなるほど!となるのです。それにしても映画とはいえ、子供がこんなことしていいの?と思うほど残酷なシーン多しです。
これから養子を迎える、迎えたいという人はお気を付けください。
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