【TRAITOR 】 2008年劇場未公開 アメリカ 114分
監督:ジェフリー・ナチマノッフ
出演:ドン・チードル、ガイ・ピアース、ジェフ・ダニエルズ、サイード・タグマウイ
ドン・チードルがテロリストを演じるサスペンスアクションです。キャストも良いし、シリアスですがなかなか見応えがある作品でした。監督・脚本は『デイ・アフター・トゥモロー』の脚本を担当したジェフリー・ナチマノッフ、原案はスティーヴ・マーティン。え?あの?・・・だそうです。
イエメンで爆弾を輸送中に逮捕されたサミール(ドン・チードル)は刑務所に収監されてしまう。獄中で知り合ったオマールと共に脱獄に成功、オマールはサミールを組織のボスに引き合わせる。一方、サミールを尋問したFBIのクレイトンは彼の過去を調べ始める。
冒頭、スーダンで主人公サミールの目の前で、父親がテロによって乗ってた車ごと爆破されてしまう所から始まります。いきなりインパクトあるオープニングで物語に引き込まれます。
いい人のイメージが強いドン・チードルがテロリスト?、しかも武器商人と化しててなーんか違和感ありあり。それぞれテロリスト側とFBI側と素性を調べ少しずつ過去がわかってくるのですが、なかなか本性はわからずといったところで謎の人なのがいい感じに展開されていきました。
サミールの作った爆弾でニースのアメリカ事館がドッカーーン!! このドッカーンでボスに気に入られたサミールは、アメリカを標的とした大規模なテロ計画に関わることになります。中盤以降、サミールの正体が分かってくるとなかなかハラハラさせられる展開になります。映画の中のお話とは言えアメリカとイスラム系のテロリストというとピリピリしちゃいますね。映画の中だけのお話とは言えないリアルさがある所がゾッとしてしまいます。
間違っても日本語吹替版で観てはいけません!!
あまりにも下手すぎてつまらない作品になってしまう恐れがあります。
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