【EYE IN THE SKY】 2016/12/23公開 イギリス 102分
監督:ギャヴィン・フッド
出演:ヘレン・ミレン、アーロン・ポール、アラン・リックマン、バーカッド・アブディ、ジェレミー・ノーサム、フィービー・フォックス、イアン・グレン
現代の戦争
衝撃の実態
STORY:イギリス軍諜報(ちょうほう)機関のキャサリン・パウエル大佐(ヘレン・ミレン)は、ケニア・ナイロビ上空の偵察用ドローンからの情報を基に、戦地からほど遠いロンドンでアメリカとの合同軍事作戦を指揮している。大規模な自爆テロ計画の情報をキャッチした彼女は、アメリカの軍事基地にいるドローンパイロットのスティーブ(アーロン・ポール)に攻撃を命じるも、殺傷圏内に少女がいることが判明し... (シネマトゥデイより)
戦場から遠く離れた場所からドローンを使った現代の戦争を描いた軍事サスペンス。
監督は『ツォツィ』『エンダーのゲーム』『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のギャヴィン・フッド。
なぜか年末上映予定だったのに年始に変わってしまいました。
そして昨年1月14日に亡くなったアラン・リックマンの最後の作品。まさかちょうど亡くなった一年後に観ることになるとは....。
現代の戦争は戦場に居なくてもできるという....おそろしい。SWのクローン戦争ならぬドローン戦争ですな。空からピンポイントでしかも鮮明画像で覗けて攻撃もできるという.....。偵察は鳥や虫を使ってできるから命がけで潜入する必要もないときた!!
もう...事件、いや、戦争は会議室で起きているんだ!! ですよ、、、
最初から最後の最後まで緊張感が途切れることなく見入ってしまいました。
映画としてはとても見応えがありましたけど、ひじょーに後味の悪い作品でもありました。
自爆テロで多くの人が犠牲になるのを阻止するために究極の二者択一を迫られる内容。
テロリストが隠れ家からバラける前にヘルファイアと呼ばれる強力なミサイルをぶち込んで壊滅させる計画。しかし、多くの人命を救うために攻撃を仕掛けると隠れ家の近くでパンを売る少女が犠牲になり、少女の命を救えばテロリストが任務遂行に向かいだしてしまうので究極の選択状態。
ロンドンやアメリカなどでは攻撃に対しての意見が対立し、おエライさんたちは責任問題で決断がどんどん引き伸ばされてしまいイライラとハラハラ。どちらの意見も正しいんだけど。なんとか少女を殺傷圏内から遠ざけようとするんだけどなかなかうまくいかないところにハラハラ。最後に下された判断は...。
軍服姿のヘレン・ミレンがかっこいい。でもテロリスト殺害に執念を燃やす姿は怖かった。
アラン・リックマンはこれが最後の演技だと思うと悲しいです。。緊迫する作品でしたがアナベル人形のくだりはちょっぴり和みました。あの甘い声がもうきけないのは残念ですが、最後に印象に残る台詞を残してくれましたね。
鑑賞日:2017/01/14
変な緊張感でしたね。
軍服姿のヘレンはかっこよかったね!
アランさんは亡くなってたのね(汗
アラン・リックマンの遺作だと思うと、特別の感情もこもりますよね…。私も、ラストの彼のセリフのカッコ良さに痺れました。
本当に緊張感溢れる作品でした。最後の少女の運命は、かなり現実的なのかもしれません。
軍服姿のヘレンはほんとカッコ良かったよね。でもアランは....見納めだけど遺作はスクリーンで観られて良かったです。
アラン・リックマンはもうスクリーンで観られないかと思うとさびしい気持ちです。
最後にカッコいい台詞を聞けたのが良かったですね。
あの少女が安全な場所に移ってたらリアリティはなかったかもしれませんね。
戦場はそういう所なんだろうなと思わされました。
地味なのですが、盛り上げ方が秀逸で最後までハラハラドキドキと。
結局のところ、あの決断は正しかったのかどうか、難しいところですね。
そうそう、昨年末に公開していたのは都内の1ヵ所のみだったようです。
今月、拡大公開になった模様。
地味ですが最後までハラハラドギトキさせられましたよね。
どちらの決断にしても良かったとはいえないところが難しいところです。
年末公開は1ヶ所だけだったんですか?
まぁ年明けのほうが観に行きやすいですけどね。