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【HIDDEN FIGURES】 2017/09/29公開 アメリカ 127分
監督:セオドア・メルフィ
出演:タラジ・P・ヘンソン、オクタヴィア・スペンサー、ジャネール・モネイ、ケヴィン・コスナー、キルステン・ダンスト、ジム・パーソンズ、マハーシャラ・アリ
全ての働く人々に贈る、勇気と感動の実話
STORY:1960年代の初め、ソ連との宇宙開発競争で遅れを取っていたアメリカは、国家の威信をかけて有人宇宙飛行計画に乗り出す。NASAのキャサリン・G・ジョンソン(タラジ・P・ヘンソン)、ドロシー・ヴォーン(オクタヴィア・スペンサー)、メアリー・ジャクソン(ジャネール・モネイ)は、差別や偏見と闘いながら、宇宙飛行士ジョン・グレンの地球周回軌道飛行を成功させるため奔走する... (シネマトゥデイより)
NASAで初期の宇宙開発計画を陰で支えた3人の黒人女性数学者の知られざる活躍を映画化した実話。人種や性別の壁に直面しながらも、知性と強い信念で道を切り開いて行く彼女たちを描く。監督は『ヴィンセントが教えてくれたこと』のセオドア・メルフィ。
1週遅れでやっと観てきました~♪
“マーキュリー計画”については『ライトスタッフ』で観ましたが、この計画には黒人の女性たちの活躍があったことは知りませんでした。彼女たち無くしては後の“アポロ計画”や月面着陸もなかったかもしれませんね。
60年代はまだ人種差別もあり、白人と非白人で仕事場やトイレも分かれていたことに驚き。そんな中で、黒人女性のキャサリン、ドロシー、メアリーたちは差別にも負けず前向きに生きていく姿は素晴らしいです。やがて才能を評価され、白人たちの部署に異動して能力を発揮していく様子はは気持良かったです。しかし、実際は映画では描かれていない苦労はあったと思いますが...。
キャサリンが本部長に現状をぶちまけるシーンは切なかった。本当に差別というものはばかばかしいものですね。コーヒーポットもトイレも別。非白人専用トイレまで行くのにえらい時間がかかる。でもそれを知った本部長が白人専用の看板をぶち壊してくれた時はうるっとしちゃいました。本部長は差別をする人ではなくて実力重視の人でホント良かった、それがケビン・コスナーなのが素敵でしたわ。
それにしてもキャサリンの正確な計算能力はコンピュータ以上でビックリです。
どんな脳をしてるんでしょうか。
バカにした目で見ていた白人たちも少しずつ彼女たちを認めていく過程も良かったです。IBMのコンピュータを扱えなくておろおしている男性陣に対しドロシーがこの時のために勉強してて動かしちゃった時はにやり。メアリーも裁判所で裁判官を説得するシーンも印象的。彼女たちがいくつもの前例を作ってきたことは本当にすごいことですね。
人種差別が描かれていても重くないのも良かったし、ちょっとコミカルに描いているのも良かったですね。主演の三人もとても魅力的でした。キルステン・ダンストがツンとした役がハマってました。キャサリンの相手役となるマハーシャラ・アリって紳士的な雰囲気が漂ってて好きですね。
人種に限らず、女性にとって希望を持てる素敵な作品でした。エンドロールでは実話ものにはおなじみのご本人の写真もありました。ドロシーとメアリーはお亡くなりになってますがキャサリンはご存命なのですね~2015年にオバマ大統領から“大統領自由勲章”を授与されたそうです。
今年のアカデミー作品賞『ムーンライト』も同じ黒人が主人公でしたけど、こちらのほうが面白かったし受賞しても良かったんじゃないかなと思いましたけど、、、
鑑賞日:2017/10/08
人種差別を描いているものの、暗い雰囲気にはならず、彼女たちが非常に前向きなので、微笑ましくもあり。
さすがにキャサリンが自分の気持ちを吐き出すシーンは胸に込み上げてくるものがありました。
久しぶりにスカッとする映画でした~
随所にウルっとくるシーンがあって良かったですよね☆
3人が次第に能力を認められて、最後に宇宙船の無事着陸というゴールも用意されていて、2重に喜ばしかったデス。
ヒラリーの人気の無さみても明らか?
初の黒人女性大統領が誕生する映画作って☆い(^^)/
それがまた黒人女性たちだったというのも。
内容的に人種差別は避けられない設定でしたが、彼女たちが前向きで素敵だったこともあって重くなりすぎないのが良かったですよね。
キャサリンのあのシーンはとても印象に残るシーンでした。
人種の違いで能力を認められないのは残念なことですが、彼女たちの前向きな姿勢で徐々に認められていくのが嬉しかったです。
宇宙船も無事だったのも良かったですよね~気持ちよく観終わりました。
黒人女性大統領が誕生する映画観てみたいですよね~でも、いつか本当に誕生して欲しいですね。
前例を作るのが一番大変ですが、そういった物語は大好きです。同じ女性としても勇気をもらえる素敵な作品でした。
差別をテーマにした映画は多いけど
本作が良かったのはあの時代の女性を、あの状況の中での黒人差別と男性社会とを描いてるところだよね。
時間が経つとだんだん面倒になっちゃうよね^^;
観るだけで精一杯、、、
重いテーマを暗くならずもしっかり描いてるのも良かったね。逆に女性パワーで元気になったかも。