公開:2002年アメリカ 劇場未公開
監督:ドミンゴ・ヴァーラ
出演:ダリル・シムズ、デヴィッド・アドリオール、ジョヴァンナ・ブロカウ
緻密な構成と斬新な映像で密室の恐怖をスリリングに描くソリッドシチュエーションスリラー。それぞれに事情を抱えた見ず知らずの4人の男女が、突如停止したエレベーターの中で、外との連絡も遮断され、怒りと絶望の末に狂気に陥っていく。
君がこれを見る頃僕は死んでいる…
ちょっとショッキングなスタートから始まります。
エレベーターの中からではなさそう。んじゃ何?
作品中にメッセージを録画している男性が映ります。
その後場面は変わって…
地震のような揺れとともに止まってしまったエレベーター。
ほとんどがこのエレベーター内でのお話であります。
密室状態で外との連絡は携帯電話のみ…
唯一持っている男は、非常事態にもかかわらず取引先と通話中。
緊急事態だから電話を貸してくれといっても、自分の仕事に夢中で貸そうともしないとんでもないヤツ。
実はこの男はこの取引を逃す訳にいかない切羽詰まった状態だった!
でも発作を起こした女性は呼吸もしてないから大変。
押し問答の末…やはりでたよ拳銃が!!
やっと繋がったかと思うと、今度は充電が切れるーーーーーーーっ!
携帯電話なんてそんなもんさ…
若いにいちゃんと、今にも生まれそうな妊婦さん、感じの悪い男性、そして発作を起こした女性の4人…さぁどうする!!
エレベーターが落ちるのが先か、救助が先か・・・
この密室の中で助けを待つ間、希望と絶望が交互にやってきます。
そして生と死も・・・
ここでふと疑問が…
タイトルは5IVE。ファイブなのに4人しかいない。
謎は後半でわかりました!
それと冒頭のビデオの謎もね。
普通のパニックものかと思ってたら実は違ってました。
“なにがあっても生きる”というテーマがあったりします。
意外と前向きな作品なのかもしれませんねぇ。
だからエレベーター内での出来事の他は簡単に流されてしまった感じもあるけれど、仕方ないかと思えます。
そしてそして、エンドロールに流れる音楽が良かったです。
韓国映画で流れるようなとても切なく美しい曲でした。
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