原題:FRONTIER(S)
公開:2008/09/13
製作国・年度:フランス/スイス、2007年 R-18
上映時間:108分
レンタル開始日:2009-02-06
監督:ザヴィエ・ジャン
出演:カリーナ・テスタ、サミュエル・ル・ビアン、エステル・ルフェビュール、オレリアン・ウィイク、ジャン=ピエール・ジョリス
STORY:極右勢力が台頭するフランス。移民は追い込まれ、ヤスミン(カリーナ・テスタ)たち若い移民グループは国外へ逃亡する計画を立てる。先に出発した仲間たちを追い、国境近くのある宿に到着したヤスミンと恋人のアレックス(オレリアン・ウィイク)。しかし、仲間たちはすでに息絶え、2人も豚小屋に閉じ込められてしまう。(シネマトゥデイより)
これ劇場公開されてたのは全然知りませんでした。ただ、リュック・べッソンに見出された「ヒットマン」のザヴィエ・ジャン監督の作品ということで観てみましたが・・・・。リュック・べッソンの名前につられて観た私がいけませんでした・・・。
地獄を見た!
そんな感じの作品でした、、、
とにかく血がドヴァ~に、グサグサ、登場人物たちの絶叫、後半には鳥肌が立っちゃうくらいのヒロインの絶叫ーーーーーっっ!! かなり痛いし、遺体もいっぱい。この家族何なんだよー。絶対田舎にぽつーんとある宿には泊まりたくないです。恐ろしやー(泣)
フランス映画らしいホラーにはもってこいのどんよりした映像と音楽が雰囲気出してます。お話としては、よくあるタイプで若者たちが町はずれの一件宿に泊まることになったというところから恐怖が始まります。なので展開は読めてしまうのですが、グロいシーンも現実離れしたような凝ったもんじゃないんですが殴られるにしても痛さがすごく伝わってきてイタタタター。精神的に拷問されてる感じでした。
ヤスミンを演じた女優さんが素晴らしいです。あまりの恐怖に膝がガクガクさせながら相手に反撃するシーンは見応えあり。恐怖感がこれまたリアルでとにかく身体張った演技力には拍手もんですね。キレイな人だったんですが、最後は顔から身体から血まみれですごいことになっとります。本当の恐怖を味わった人はこんな感じなのかなとゾッとしちゃいます。
あんな殺人鬼一家に狙われる恐怖を考えたら・・・冒頭の暴動に巻き込まれ撃たれて亡くなったヤスミンの兄の死に方のほうがマシと思っちゃいますね。私にはかなりきつかったです。でも最初の兄のシーンは無くてもよかったんじゃ? それに移民というのを別に強調しなくても。
でもあの一家は何が目的だったんだろ。ただ殺しが好きなのか、それとも食料のためだったのか・・・。ナチおやじは一体・・・。いろいろと謎が残る設定でしたが恐怖体験をさせてもらいました、、、
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます