トム・クルーズ出演のH.G.ウェルズの小説の映画化。
SFというよりも家族・親子愛のお話。
戦争といってもヒーローが出てきてやっつけたりというのではなくて、とにかくひたすら逃げて逃げて逃げまくるお話・・・。
はずかしながら原作を読んでいないので忠実に製作されているかどうかはわかりませんが、実際に未知の生物が地球にやってきて攻撃されたらこんな感じだろうなと思います。
相手はずっと昔に地中奥深く潜んでいてとつぜん地上に現れるのですが、その現れた方がすごくリアルで怖かった。
実はこの映画を見終わったあと映画館を出たら空が真っ暗で風も吹き始めて雷が鳴りそうなそんな天気でした。もう映画でみた情景だったので怖さが増しました(笑)。ホント怖かった。
人間の醜さを見たような気がしました。
トライポッドが攻撃してくるのですが、そのために人々は我先にと逃げる。
でもこういう状態の時の人間てのはパニックで冷静ではないし、とにかく頭がおかしくなっていて人を殺してでも逃げようとする。
こういうパニック状態は現実でもあり得る話で、とてもリアルに描かれてました。
ただあれっと思ったのは、トム演じるレイが別れた奥さんのもとに二人の子供を連れて行くんだけど、その息子が途中で離ればなれになる。
父と娘はやっとの思いで母親のもとにたどり着くのに、その息子はなぜか一足先に帰っていた・・・どうやって?絶対死んだと思ったのになぁ。
息子はいなくても良かった?←ひどいっでも、娘を守って母親の元に連れて行くという使命感に燃えた父親役のトム・クルーズはとても良かった。
最初のほうで、空の異変を感じてあわてて家の中に逃げ込むシーンのとっても慌てたトムがちょっと笑えた。
あっそうそう、アメリカより先にヤツらをやっつけたのは大阪です。
大阪ってすごいんだと思った(笑)
この手の映画では異星人・侵略者がやられるのは意外と簡単なことが多いですね・・・
申し訳ないケド、トムじゃなくても・・・なんて思ったりして・・・あっても彼だからヒットした?
でも手に汗握る映画だったので劇場で見て迫力があって良かった。
■鑑賞日:2005.07.18
■2005.06.29公開
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