英語と仕事の好きなワーキングマザーゆきの日記

小4、小1のボーイズを抱える、管理職ワーママの日記。お酒、ランニング、旅行とショッピング、仕事について綴ります。

村上春樹英語版の本の装丁 ~電子書籍では味わえないこと~

2013-04-24 17:28:15 | 英語



週末に先を急ぐように読み終えました。
主人公はリアルな世界に行きながら、
異次元の世界(死の世界)をまざまざと意識しています。
リアルな世界で再び生の意味をかみしめて生きていくために、
自分を異次元の世界に引き込んだ過去の出来事の真相を辿る話だと
まずは大きく捉えました。
こういう大きなテーマは彼の長編小説で見られる一貫したテーマだし、
例えば主人公をリアルな世界につなぎとめる役割の女性(沙羅)は、
『ノルウェーの森』のときのみどりと同じだと思ったり。
表面的な意味で作品を楽しんだものの、
もっと読み解けていない深みがあるはずだと感じてしまい、
GWに時間をかけて改めて読みたいと思っています。

村上春樹の新刊を読んでいたら
NHKのスーパープレゼンテーションに

4.8 ON AIR
Chip Kidd
チップ・キッド

Designing books is no laughing matter. OK, it is.
「本をデザインするのは笑いごとではない・・・
なんてね」

というバックナンバーがありました。

氏はブックカバーデザイナーとして多くの実績がありますが、
英語版『1Q84』の装丁も手がけたようです。
この小説では主人公の「青豆」が首都高の非常階段を降りたときから
現実とは若干異なる世界に迷いこんでしまいます。
リアルな世界と異次元が並行して存在する感覚を表現するために、
透け感のあるブックカバーとハードカバーが重なったときに
うっすらと女性の顔(多分青豆をイメージしている)が浮かび上がるデザインにしたそうです。
小説の内容を知らなくても、
小説のパラレル感を
伝えようという意図でしょうか?
氏曰く、ブックデザイナーの仕事は
「この小説、読まないとっ!」と人々に感じさせること。

電子書籍の普及が進んでいますが、
本の装丁を見たときのワクワク感、
手に取ったときの感触、
そして買ったばかりの本のインクの匂いというのは
リアルな本の魅力なんだなと改めて思いました。

英語版1Q84の装丁が気になる人は是非TEDのプレゼンを見て下さい(^^)

☆☆☆
今月も終わろうとしていますが、
TEDを聞いたり英会話に行ったりはしているのですが、
TOEICの苦手対策をするというのが
進んでいません(ー ー;)
うーん、なんとか手をつけたいところです。



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