ちょっと外せない手続きがあった為、電車に乗ったら、またもや「トリコじかけの明け暮れ」に遭遇してしまいました。
シーンとして閑散とした車内に響くオバさんの声。
言い合いしている様な激しさ。
「電話してるのかな?」
声のする方を見ると、何やらレポート用紙を片手に演説してる!?
「いいですかっ!ここに全て書いてある!」
パンパン紙を叩きながら、座席に座っている人達に詰め寄ってます。
「コロナは宇宙人の陰謀!」
出ました!
陰謀と傍受・監視は、「トリコじかけの明け暮れ」につき物です。
「あたしは知ってるんだ!全部分かってる!」
口角泡飛ばす勢いで、演説は止みません。
それどころか、益々ヒートアップしていきます。
うわー、マスクしてないよ。
真前の女の子、泣きそう。
なんで逃げないの?お逃げーー!
ああオバさんが塞いでて逃げられないんだ!
男ども、助けてやれよ!
そう思って見ると、男の人達もビビってるようです。
もしヘタ打って興奮させたら、暴れそうな感じだし、かなりガタイのいいオバさんだし。
どうしよう!
助けねば!
どうやって?
知り合いのフリして声を掛ける?
無言で手を引っ張る?
あ、濃厚接触になっちゃうか?
ほんの1分くらいの間にぐるぐる考えました。
《オバさんの近くで転んだ演技をして怯ませ、その隙に逃がす》
↑
このプランに決定したところ、電車が駅に着きました。
するとオバさん、スイッチが切れて、何もなかったかのように、優雅に下車していきました。
なんなのよ、もう〜。
でも、ホッとしました。手に汗握る、自分の中の修羅場。
女の子も、大きく肩を動かして安堵したようです。
オバさん、このご時世で不安になって、キャパオーバーしちゃったのかな?
私もオバさんなのにオバさんオバさん連呼しちゃったけど、オバさん然としたオバさんを表現するにはオバさんと言うしかないよな〜。
と、どうでもいい結論に達した出来事でした。
気を取り直して、和む音楽を聴きましょう。
全曲「星」に関する歌♪
「マツコ の知らない世界」でも掛かるリンダ・スコットです。
可愛い声♪
バース入りの可憐な「ブルー・スター」が好きです。
サンキューテルヨ!
サンキューパセリ!