ある小児専門の医療機関に行ってきました。コロナ下でずっと中断していた難聴乳幼児のグループが再開したのです。新生児聴覚スクリーニングで早期に難聴がわかった場合、ご両親の子育てサポートが大変重要です。そこで保護者講座があり、難聴乳幼児の子育てと療育についてのお話をさせていただきました。本当は1時間半くらい話していたいのだけど、なんとか40分に収めました。印象に残ったのは、ご両親共にいらしてた方が多いということです。以前は(と言っても大分昔か)、なかなかお父さんにお話する機会が持てなかったのですが、子育てを担うのがご両親という傾向になってきたのかとちょっと嬉しく思いました。また、話をうんうんと大きくうなずいてきいてくださる方が多く、手応えを感じました。少しでも役に立てるのは本当に嬉しいです。
そして!ぴあサポートとして来ていた先輩母たち!みな知っている母ばかり。ライカブリッジのお母さんたちもいます!自分たちの子育ての経験を活かして、新米お父さんお母さんの力になろうとする姿、とても頼もしく感じました。先輩と言っても、まだまだ悩みながら子育てしている人たちです。でも赤ちゃんの時の大変さは格別だっただろうと思います。そこでその大変な思いをしてる人たちの力になりたいという気持ち、尊いですよね。なんと音楽療法を担当されている方も、難聴のあるお子さんを育てている先輩母とか。いいですねー。応援団がたくさんいるってなんと素晴らしいことでしょう。多分大昔は、子育ては群れでしていたんでしょうね。今は核家族になってしまって、子育ての負担がご両親の肩にかかり過ぎているのを感じます。暖かい群れの中にいるのを一時ですが、感じた次第。
ライカブリッジでは、スタッフで月に一回オンラインで話し合いをしています。最近気になったこと、こんな風に悩んでる人がいるけど、なんかいい方法ないかなとか。雑談に近いですが、その中からいいアイディアが浮かんだりします。今週土曜日は、インタビュー動画を配信していた高度難聴で歯科技工士のTくんとzoomでの交流会を企画しています。ライカブリッジの母Aさんが、UDトークの情報保障を担当してくれますし、やはり母たちが支えてくれています。そのお子さんたちがUDトークのリスピークを手伝ってくれたり、手話で通訳してくれたりもします。うれしいです!また報告しますね!
ちなみにイラストは、今看護師を目指して受験勉強追い込み中の高校生Hちゃん(補聴器装用)が描いてくれたものです。受験が終わったら、もっとたくさん描いてくれるらしい!試験がんばれ!
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