佐々木ゆうきの日記〜平和とともに歩んで〜

一般質問…2 千葉市空襲犠牲者について


 千葉市は1945年6月10日と7月7日、B29による空襲を受けました。千葉市史によれば、この空襲で死傷者は1,595人、被災戸数は8,904戸、被災者は4万1,212人となっています。また一説には死傷者約890人という数字もあります。第2回定例会で、市の答弁で公式の名簿ではない「戦災死没者名簿」があり、作成時期・目的・経緯が不明、資料としては不確かなものがあるとされています。空襲犠牲者の数や氏名の正確な把握について、再度質問を行ないました。
 千葉市桜木霊園には「戦没者戦災死没者之碑」(写真)があり、市が建立したことはわかっていますが、当時の建立についての公式文書が残されておらず、空襲犠牲者の数や氏名の把握も曖昧になっています。6月議会では、空襲犠牲者の正確な人数が定まっていないために、空襲犠牲者の情報を市民団体が集めていることを紹介しました。
 地域福祉課には、公式の名簿ではない「戦災死没者名簿」を保管され、作成時期・目的・経緯が不明、資料としては不確かなものがあります。これには戦没者・遺族の氏名や住所が書かれているとのことで、情報提供や照合については情報公開条例に該当するとしています。遺族に確認して提供をお願いすることも、市は「困難」としました。
 私からは、困難としていては前には進まないこと、遺族も高齢となり、ますます困難になることを指摘しました。

 2年後には千葉市空襲から70年を迎えます。千葉市の歴史上で多くの犠牲者を出した空襲、または戦争を繰り返してはならないというのが戦争・空襲体験者の願いです。空襲で亡くなった市民や市外に籍のある方の名前を掌握して、戦争への反省をすることで、本当の慰霊となります。戦時中、戦争に協力していた市が空襲の犠牲者の氏名の調査をすることは自治体の責務であることを強く求めました。

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