今日も引き続き、千葉市議会では一般質問が行われています。日本共産党千葉市議団からは、かばさわ洋平市議(緑区)と、あぐい初美市議(稲毛区)が登壇しました。かばさわ洋平市議の新型コロナ対策のうち検査についてお知らせします。かばさわ市議の質問で、国の事業により配付された抗原検査キットがほとんど使用されず廃棄されている実態も明らかになりました。
この他に、ヤングケアラー支援、鎌取・おゆみ野の住みよいまちづくり、投票率向上に向けた選挙の取り組み、児童虐待防止対策について質問をおこなっています。詳しくは、かばさわ洋平市議のブログを参照してください。
【かばさわ洋平市議】
東京都や山梨県では、学校・保育園での感染増加を抑えるためには、学校・保育園における定期PCR検査を予算化しました。本市としても、子どもから親へ、あるいは祖父母へと広げてしまう悪循環を断ち切るためにも、学校・保育園等での定期PCR検査を実施することを求めます。
【教育次長】
定期的なPCR検査の実施については、効果や費用を考慮し、現時点では予定していませんが、今後も健康観察を十分に行い、体調不良がみられる場合は、投稿や登園、出勤を控え、早めに医療機関を受診するよう促すなど、引き続き感染予防対策を徹底していきます。
【かばさわ洋平市議】
これまで検査の拡充を求めると、抗原検査キットが配布されているため活用していく旨の答弁をしています。国による抗原検査キットの配布事業では、保育園では保育士のみであり、子どもたちには使用しないため、園内では歯止めなく感染が広がっています。さらに深刻なのは学校であり、現場での活用がほとんど進んでいないという声が届いています。
学校における抗原検査キットの配布数・1校あたりの数とこれまでの使用件数について伺います。検査キットには使用期限がありますが、いつまでとなっており、期限が切れたキットとその後の対応について伺います。
【教育次長】
学校に配付した教職員用の抗原検査キットについては1校あたりおおよそ20回から30回分、合計で3,670回分であり、使用件数については9件報告を受けています。また、検査キットの使用期限は本年1月末となっており、期限が過ぎたものは廃棄するよう学校に周知しています。
【かばさわ洋平市議】
感染者が急増する中で検査キットがほぼ使用されず廃棄されるというのは問題。感染抑止の観点から適切な運用への改善が必要です。(中略)先日、ある小学校の保護者から「クラスで5、6人も体調不良者が出ても、検査もしない、学級閉鎖にもならないため、自主的に休ませている」と相談されました。感染増加を止めるための手立てを早急にとるべきです。
学校で感染者が出た場合に、学校内の感染状況を保護者に周知するよう市長あての申し入れでも改善を求めてきましたが、どのように改善を図ったのか。学校等クラスで感染者が出た場合には、クラス全員あるいは不安で検査を希望する方を検査するなど、安心して子どもたちが学べる環境にするために市長から改善を指示してほしいと思いますが、市長の見解をお聞かせ下さい。
【神谷市長】
学校内の感染状況について、部分的な状況しか分からず保護者の方から不安の声が届いてことから、学校内全体の感染状況について、保護者のみなさまにお知らせすることが感染拡大の防止において重要であるとの認識のもと、教育委員会に情報提供の内容について検討を依頼していました。
これを受け、教育委員会では、保護者への周知について、先月上旬にあらためて市立学校に通知し、各学校において、個人が特定されないよう配慮の上、陽性者が確認されている学年や、学級閉鎖等の状況、学校全体の陽性者の増減など、校内の感染状況の傾向を1週間人一度を目安に保護者に報告することとしたと承知しています。
学校等のクラス全員や希望者を検査することについては陽性者や濃厚接触者の状況などに応じて、保健所が検査を広く実施することがありますが、陽性者が確認されるごとに検査することは想定していません。主として学級閉鎖や休園等の措置で対応しています。
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