どうも、明日は国際女性デーですね。というわけで今回の記事では、かつて日本の女子プロレスに存在した25歳定年と一般企業での寿退社について語ります。
25歳定年は、表向きは選手の結婚や転職のためだとか、団体内での世代交代を促すためだとか、色々な理由が挙げられているのですが、重要なポイントは、このような慣習が女子プロレスのみに存在したことです。男子のプロレスの場合、このような慣習はないわけです。
つまり25歳定年は、一般企業における寿退社だといえるでしょう。女性の社会進出が以前より進んだとはいえ、残念ながら現在でも結婚や出産の際、本人の意思が尊重されず退職を余儀なくされるケースは少なくありません。
女性の社会進出は、個々人の人生における自由や権利の拡大、そして女性差別の解消のために重要です。不合理な慣習は合理的な慣習に置き換わるべきなのです。
さて、女子プロレス界は25歳定年をなくし、長く現役を続ける選手や出産後に現役復帰するケースも出てきています。彼女らが結婚や出産を経ても女子プロレスラーであり続けることは、一般社会において結婚・出産後の就業を望む女性にとって励みとなるでしょう。