国会に武装兵、深夜に緊迫軍政ほうふつ、市民衝撃

 

国会に武装兵、深夜に緊迫　軍政ほうふつ、市民衝撃

尹大統領の戒厳令談話「血を吐くような心境で訴える」「国会は犯罪者集団の巣窟、体制転覆企んでいる」

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本の題名『田舎暮らし幻想離婚』

著者　坂口由美

出版日　2024.12.

 

問題を解く力を鍛える「ケース・スタディ」問題演習

だれにも邪魔されない！憧れの移住生活を送るはずが離婚の危機に……「移住離婚」はなぜ起きたのか

憧れのスローライフを送るべく、都会から田舎への移住を計画している方もいることでしょう。しかし、理想の生活を思い描いていたものの状況が一転、あわや離婚の危機に……というケースが多く見られます。移住がきっかけとなり離婚に繋がることを防ぐためには、どのような点に気をつけるべきなのでしょうか。

思わぬ光熱費の高さに車の導入など、金銭面では想定外の事態も⁉

｢田舎の長男｣との結婚に絶望した彼女の告白

「地方移住」して大後悔…！胡散臭いと後ろ指をさされて

よそ者を締め出しにかかった田舎に渦巻く「自治会」の存在感

離婚についてです。 田舎暮らしが嫌で離婚を考えています。正直田舎と都会のギャップがすごく、軽い気持ちで田舎に引っ越しをしてしまった私が悪いです。当時は好きな気持ちが強く、2人で暮らせるならなんでもいいと若気の至りで行動をしてしまいました。子供が生まれた今、尚更帰りたくなくなりました。理由は子供に田舎暮らしをしてほしくないからです。子供にはなるべくしたい事ができる環境にいてほしいと考えました。もちろん、交通の便なども込です。「自治会に入っていない」というだけで冷遇され続けて、挨拶をしても無視され、代わりに他の住民から「胡散臭いものでも見るような」視線を常に向けられていました。「これ見よがしにヒソヒソ話をされるのはしょっちゅうで『得体が知れない』とか『怪しい』という単語が聞こえて来たこともあります。要するに自治会に入らないということは他人と交流する気がないという意味であり、そういう人間は後ろ暗いことがあるに違いない、という考えなんですよ」生活の不便さに加え、犯罪者のような扱いをされることに耐えきれなくなった御夫婦は結局東京に戻ることになりました。

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植物好きの田舎暮らしに憧れて「移住婚」してきた妻との別離

恋愛の妄想と美化の産物

　私が、山田ひろしと知り合ったのは、20歳の頃です。14歳年上でしたから、彼が34歳の時でした。

ひろしは、長野県の地元で大工をしていました。顔見知りになり、長野の山や川へ遊びに行きました。

山菜を採って自然食にして食べる話を聞きました。ひろしの趣味のイワナ釣りの話も聞きました。

ひろしと私は、「自然観」がぴったり合いました。

それから、付き合い始めて、「ひろしと一諸に田舎で家を建てて、自然の中で暮らすのも素敵だな」と思いました。

そして、26歳の時に結婚したのです。

 

「思っていたのとちがう！」田舎の自然と人間観のギャップ

　私の嫁いだ憧れの田舎は、長野県でもとくに高度の高い地域でした。冬は、冷夏15度に下がりました。

水道管が凍りつきました。毎朝、水道の蛇口から水を出すだけでも苦労しました。

そんな寒冷地で、夫が用意してくれた新居は「馳駆90年以上の古い農家」でした。

廃墟同然の古い家屋を、夫は材料費を自前で出して修理したようです。

夫の仕事意識

　田舎のことですから、近所の農家はもちろん、大工の仲間でも自分の家がないというのは夫だけでした。

「誰も借り手のない、あんなボロ家を借りて」とまわりから見下されていました。

村には、村営住宅があって5万円の家賃で借りられます。「そっちに移ろう」と夫に相談しましたが。

「金がかかる。ここで充分だ」ここの家賃は2万円でした。

ひろしの仕事は大工でしたから、手に職があるし、経済的には何とかなるだろうと思っていました。

近所の人の話では、私と結婚する前は、年間100日くらいしか仕事をしていなかったようです。

釣りばかりして後は寝ていました。ひろしは、独身時代の仕事ぶりを改めようとはしませんでした。

日当も、経験のある大工としては安いのです。それも、ちゃんと集金できたのかもわかりませんでした。

近所の人の話では、「こんなに安く造ってもらって、すまないね」という話ばかり聞こえてきます。

もちろん、私だって働きに出たかったのですが、田舎には、子育て中の主婦ができるようなパートの仕事はありませんでした。

我慢できなくて、東京の実家に逃げ帰りました。

家を出る直接のきっかけは、ある夜の夫の暴力でした。

「9時になったからもう寝る。家じゅうの電気を全部消せ」とすごい剣幕で怒鳴ります。仕方がないので電気を消しました。

暗い部屋の中に干してあった子どもの洗濯物をたたもうと台所でごそごそやっているとき、夫が「何をしてるんだ」と私の体を流し台に叩きつけたのです。立ち上がろうとしたら、首の肉を掴んで何度も何度も叩きつけたのです。「暴力を振るうなんて最低」と言いました。夫は、 狂気をはらんだ表情をして、包丁を持ってきて、目の前に敷かれた布団にブスッと刺しました。「これで対等に戦え。これで俺を刺せ」と言うのです。そんなことしたら、私が殺人罪になります。できるわけがありません。外は大雪でした。仕方がないので二階に戻って、朝まで震えながら過ごしました。朝になると、夫がどこかに出掛けましたので、私は子供を連れて、実家に戻りました。

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ハーバード流交渉で、「田舎暮らし幻想」という「心のトラブル」を解決する

　今回は、ハーバード流交渉術の「4つの基本要素」を学び、使いこなすことが目的です。

「4つの基本要素」の初めに「人間と不快な問題を分離する」があります。分離しにくい、というのが実情です。しかし、分離できなければ、相手を責めるか、自分を責めるかのどちらかになります。「駆け引き型の交渉」になります。ハード型の駆け引きをおこなうか、ソフト型の駆け引きになるかのどちらかになるのです。ここから思いつめた心の病の「仮想現実世界」に変わります。表面は、いがみ合ったり対立することなく、協力し合っていても、心の中は「敵対的な感情」で占められています。このような「心のトラブル」は、指示性のカウンセリングで「自分の目の前の世界」を書き換えることができます。今回は、そのためのカウンセリング実技実践プログラムをご紹介します。

ハーバード流交渉術のゼミナール

今回のハーバード流交渉術は、「4つの基本要素」を学び、使いこなすという交渉戦術のマスターを中心に取り組んでみます。「4つの基本要素」の一つ目は「人間と不快な問題を分離してください」でした。なぜ、これが必要か？というと、「人間は、自分の気持ち（感情）」というものを持っていて、この「自分の気持ち」を基準に「現実に見えること」を考える（意識する）からです。田舎暮らしに幻想を抱いて離婚する男と女は、「田舎の自然の中の生活」という仮想現実を、「楽しい生活」「素敵な暮らし」と考えていました。この「イメージを膨らませて創られていく仮想現実」は、ずっと一致していたのです。

ハーバード流交渉術では、人間はAiではない。人間は強い気持ちを持ち、ものの見方、感じ方はまるで違う。だから意思疎通は難しい。なぜならば、気持ちや感情は、「不快な現実」の客観的に、また公平に物事を判断すること、つまり正しいこと（是）は正しいと認め、正しくないこと（非）は正しくないとすることと互いに絡み合うからです。「ものごとの客観的な姿」を歪めたり、欠落させたり、過剰にさせるのが「気持ちや感情」です。

田舎暮らしに幻想を抱いて離婚する男と女は、「気持ちや感情」のままに考える人間ということになります。自分が見たいことだけを見る人間がいます。田舎暮らしに幻想を抱いて離婚する男と女は、見たいものだけを見る人であったのです。そして、離婚に至るまでの長い間、「自分が見たいものだけを見る」ことが変わらず、修正されない人でした。

この「自分が見たいものだけを見る人」ということから、「分離されるべき問題」とは何でしょうか？次の中から選んでみましょう。

1. 「田舎の自然の中の生活は楽しい。素敵だ」ということが、そのとおりのまま本当に存在する、と思い込むことが問題です。
2. 夫か妻のどちらかが、田舎で生まれ育っていたから「田舎の自然の生活は楽しい。素敵だ」ということは存在しないことを知っていたにもかかわらず、「田舎の生活の本当の実体」を教えずに、嘘を憑いて騙したことが問題です。
3. 夫か妻のどちらかが、田舎で生まれ育っていたから「田舎の自然の生活は楽しい。素敵だ」ということは、頭に思い浮かびましたが、自然の中にも「人間の生活」があることは、頭から消えていたことが問題です。すなわち、自然は楽しくて素敵かもしれませんが、生活能力（適応機能）意思伝達、自己管理、家庭生活、社会的・対人的技能など社会の中で日常生活を送るのに必要な幅広い能力次第だという、そのことには、そこまでは考えが及ばなかったという気持ちが問題なのです。
4. 夫は、「田舎の自然の中の生活は楽しいし、素敵だ」ということを、田舎で仕事も見つからず、収入もないのに、ろくに働きもしないで、毎日朝早くから魚釣りに行ってガンガン昼寝をしていたから、そのまま真に受けていました。田舎暮らしということを、「魚釣りに明け暮れて昼寝をすること」と甘く見積もったことが問題です。
5. 妻は、「田舎の自然の中の生活は楽しい。素敵だ」ということを、都会の生活の「自然公園」に見る、「優れた美しい自然の風景地」のイメージの範囲で捉えていました。都会の生活の「自然食品の店」にある、「無添加、オーガニックなど生産者のこだわりが詰まった野菜や食品」のイメージの範囲で捉えていました。しかし、「自然の中の生活」にも、自然災害が発生する可能性があることや、バスや電車などの交通機関の本数が少なく、買い物や移動に不便さを感じること、教育機会が制限されているという「現実の自然」を想像できなかったことが問題です。
6. 夫は、「田舎の自然の中の生活は楽しいし、素敵だ」ということを「自分一人の気ままな生活」のことを指していて、「夫婦間の基本的な義務」のことには責任を負いたくない、子どもへの保護や養育を怠り、放任している行為を自覚していない、認識が甘かったことが問題です。