お正月のことを少し記録しておきます
今年は随分簡略にしています
(画像は圧縮していますので、画素が荒いです )
数年前の写真も載せておきます
我が家の氏神様の宮司様が家淨のための御幣を作ってくださっています
歳神様への御神饌(これは秋浄めの時の写真)
家族が玉ぐしを捧げています
近年は元旦はこのように行事が進んでいきます
以前はお姑様とお正月のお祝膳を本膳にしていましたのでとても大変でした
鰤も一尾まるまるを出刃で捌いて、お雑煮の上乗せ、御膳のお刺身、照り焼き全部家で料理していました
その当時と比べると本当に簡略になってしまいました
お庭の蝋梅を剪定?しましたので花瓶に入れて玄関に挿しておきました
さて、御正月のことはこれくらいにして、読書の記録を簡単に
昨年、ノーベル文学賞を受賞したハン・ガン(韓江)の『すべての、白いものたちの』より
概要
産まれてすぐ亡くなった姉の死のこと、生命について、魂のこと、……すべての白いものが永遠の命と結びつくことについて書かれていると読み解きました
抜粋
【白髪】
鳥の羽のように髪が真っ白になったら昔の恋人に会いに行きたいと言っていた、中年の上司のことを彼女は思い出す。
すっかり年をとって、一本残らず完全な白髪になったら……一度だけ会いたい。
もう一度あの人に会いたいときが来るとしたら、きっとそのとき。
若さもなく肉体もなく、
何かを熱望する時間がすでに尽きたとき。
邂逅のあとに残されたことはただ一つーーー体を失い本当の訣別が来る、そのことだけというとき。
かつて私もこれと同じ感情を抱いたことがある。本当に会いたいのはその時だと思ったこと……不思議な感情だった
今日はこれくらいにしておきます