12月10日(金曜日)
毎日の締めくくりは、爺さんの病院の付き添いに行っている愛妻を拉致してくるのが私の役目。面会時間は午後8時までなので、帰宅は8時15分になる。今夜は大阪の姪っ子が、我が家にやってくる。駅に到着が8時39分だ。「ツィンクル城陽へ連れて行ってやっては?」と愛妻が言う。
一旦家に帰り、着替えて二人で迎えに行った。「近くでイルミをやっているので行かない?」と聞けば、「行く!」の返事が返ってきた。
「いいわ」の返事であれば、愛妻はさぞかしガックシときたことだろう。9時前に会場に到着した。この時間になれば、来場者よりも帰る人の方がはるかに多い。駐車場もほとんど待ち時間が無く、思わずラッキー!。
1週間前に孫が乗ったヘリコプターは、相変わらずの人気だ。
直に乗れるのであれば、3人で乗ろうかと言っていたのに残念。今夜は孫と行っていない頂上まで行った。
ゲゲゲの鬼太郎がいたが、住んでいる家もある。
上から下を見下ろすと”光のページェント”の看板に偽り無し。キララ♪キララ♪キラキララ♪。オーバーかも知れないが夢の世界のようだ。
「いやいや今夜は冷える。オーバーで正解」。
20分ほどの駆け足だったが、時間の無駄がなく大正解!!
このイベントは25日までの午後5時15分~午後9時30分までやっている。行くなら早く行くか、遅く行くかどちらかにされることをお勧めしましょう。中途半端が好きな方は、逆らって下さいまし。
丹波の方でもイルミをやっているが有料である。ここ城陽は入り口で善意のカンパを募っているが、大人200円、子供100円の有料にしても、誰も文句は言わないだろう。しかも駐車場も無料。駐車場の警備員を雇うにしても、税金を使わねばならない。神戸のルミナリエの無料は、遠くからお客が来ればお金を落とし街が活性化する。城陽の場合は山の中なので、露天商にお金が落ちるだけ。ち~とばかり訳が違う。考えても良さそうだ。
12月9日(木曜日)
愛妻の針治療が終わったのは11時だった。今日は夕方まで親類のオバが爺さんの付き添いをやってくれている。昨日関西テレビの朝の番組 ”よーいドン!” で、リポーターの円広志さんが滋賀県の石山寺を訪ねていた。2週間前の収録だったが紅葉が見事だった。
今年最後の紅葉狩りをするならば今日しかない。愛妻もどこか行きたいはず。「それ行け!!」
山科まで有料道路を使ったので、1時間ほどで石山寺に到着した。駐車料金600円也。田舎の寺にしては少し高いんじゃない。
お参りする前にまずは腹ごしらえをせねば。門前には5軒ほど食事処があったが、駐車したそばの「小松家」へ入った。
私は「小松家御膳」1,500円を食べた。
しじみ汁のシジミは、食べるのが可愛そうなくらい小さい。
しじみご飯の中には、思ったよりしじみが沢山入っていて食べ応えがあった。
ソバもデザートも食べると腹一杯になった。夫婦で満腹の腹をなでながら出るため息は”ふ~ふ”。
山門に行く途中に「石山貝塚」の碑が建っている。
大昔の人もシジミを食べていたようだ。山門を見れば、はるか昔の思い出が蘇る。
今から27年前の夏に、小学生の息子連中と友達併せて7~8人ほど引き連れて、石山寺から城陽市まで夜間歩いた。距離は20数キロほどだろうか。
山門の前で記念撮影をしたことは、何年経っても鮮明に覚えている。参道の左右には紅葉がまだ残っている。
2週間前は、さぞかし美しかったことだろう。拝観料は500円也。
私はこの寺にお参りしたのは初めてだ。愛妻は5~6年前に一度、若嫁の母さんを案内したと言っていた。この時は足が悪いので、本堂のある上までは登らなかったようだ。
真言宗石山寺は西国三十三カ所観音霊場の第13番札所で、山号を石光山、寺号を石山寺と言う。奈良時代後期に、聖武天皇の発願により、良弁によって開かれた最古の歴史と伝統を持つ霊山である。境内は想像していたよりもはるかに広い。
広大な境内には、寺名の由来となった天然記念物の硅灰石(けいかいせき)がそびえている。
国宝の本堂・
多宝塔・
鐘堂など
多くの国宝、重要文化財を見ることが出来る。上の方には瀬田川を一望できる、見晴らしの良い場所がある。
気持ちいいぞ。このお寺も季節ごとに花を楽しめる。今の時期は桃色のサザンカがあちこち咲いていた。
紫式部の銅像があったが、ここまで行こうとすると、かなり歩かねばならない。
ぐるりと回り平地へ降りた。広大な境内なので見るものは沢山ある。
この寺には大きな杉の木が2本あり、巨木には注連縄が巻かれていた。
足の悪い愛妻も急な石段を上り、結構な距離を歩いた。帰りに山内案内図を見ると、本当に広大な境内だった。
今年最後であろう紅葉狩りができ、ハッピーな一日だった。
”しじみ”をしっかり食べたので肝臓よし! 酒良し!! 「余り調子に乗って飲んだらイカンゾー」と天の声が聞こえてきた。
調べれば直に判明することを、調べることなく長年疑問に思っていたことがある。それは「蜘蛛の糸張り」のこと。
最初にどうやって”こっちからあっち”まで糸を渡すのか?と言うことだ。ネバネバした糸を引きずりながら歩けるわけは無いし・・・。息子が知っているとは考えられないが、試しに聞いてみた。「びゅ~っと”こっちからあっち”まで飛ばすんや」の答えが返って来た。
こりゃ話にならない。ついに思い切ってネット検索をしてみることにした。クモの種類は、国内だけでもメチャクチャ多い。幼少の頃はクモを捕まえては、面白がってケツから糸を引っ張り出したものだ。
何々外国ではクモがヘビを捕まえた画像がアップされている。「クモがヘビを捕まえる」と言っても、誰も信じてくれないことだろう。クモがゴキブリを捕まえた画像があったが、これはさもありなんで信じもらえるはず。
私の疑問の最初の糸張りは、「まず糸を風に泳がせ、どこかに引っかかるのを待つ」のようだ。残念ながら”よ~いドン!”のスタートの画像は見つけることが出来なかった。
クモの糸張りは見ていて飽きない。誠に器用に”ちゃっちゃかちゃっちゃか”と張っていく。
調べれば調べるほど賢くなる。
・クモは歩くときに必ず「しおり糸」という糸を引いて歩く。
・敵から逃れるために網から飛び落ちるクモは、必ず糸を引いており、再び糸をたぐって元に戻ることができる。
・ハエトリグモが獲物に飛びついたとき、間違って落下しても、落ちてしまわず、糸でぶら下がることができる。
・代表的なクモの網である円網では、横糸に粘液の着いた糸があって、獲物に粘り着くようになっている。
・網を歩く時にはこの糸を使わず、粘りのない縦糸を伝って歩くので、自らは網に引っかからない。
・粘液をつけた糸を全く使わない網もある。
・造網性のクモは、網に餌がかかるのを振動で感じ取る。網の隅にクモが位置している場合でも、網の枠糸か、網の中心から引いた1本の糸を脚に触れており、網からの振動を受け取ること ができる。
・餌がかかると、糸を巻き付けて獲物を回転させながら幅広くした糸を巻き付けてゆき、身動きできなくして捕らえる。場合によってはクモが獲物の周りを回りながら糸をかけてゆく。
・蜘蛛の網の張り方は
(1)まず糸を風に泳がせ、どこかに引っかかるのを待つ。
(2)引っかかったら、そこから基礎となる枠糸(ワク糸)と縦糸を張る。
(3)基礎ができたら放射状に縦糸を増やす。
(4)中心から螺旋状に大まかな間隔で足場糸を張っていく。
(5)それを足場に粘着性のある横糸を細かく、ぐるぐるぐるぐると張っていくと完成。
蜘蛛の巣の謎を調べて発表していた若者がいた。大変良く観察している。
蜘蛛って凄いぞ!!