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ジョイス・マイヤーの本 思考という名の戦場より 《ジョンのストーリー》続き 完結

2021-07-19 08:16:05 | 日記
ジョイス・マイヤーの本
思考という名の戦場より
《ジョンのストーリー》続き
また、ジョンには友だちから仲間はずれにされた苦い過去がありました。友だち同士のこのようないざこざは、決して珍しくありません。多かれ少なかれ、誰もがこのような経験をしているはずです。しかし、ジョンの場合、母親からの拒絶がすでにあったため、仲間からも拒絶されて、彼はいっそう惨めな気持ちに陥ったのでした。
また、高校生の時には、好きだった女の子にもふられました。彼女は、ジョンではなく他の男の子を選んだのです。これらすべての経験が、ひとつひとつ積み重なっていく中で、悪魔が巧妙にジョンに働きかけたのです。結果として、長い歳月をかけて、彼の頭の中に要塞を築き上げたのでした。それが完成した頃には、ジョンはすっかり自信をなくし、おとなしく、引っ込み思案で、内にこもるタイプの人間になってしまったのです。
ジョンは、ただひたすら波風を立てないで、物事を穏便に済ませようとする性格の持ち主です。それは、何年もの間、彼の頭の中にこんな考えが居座り続けてきたことに影響されています。「おまえが何を考えているか、人に言ってもどうせむだなことさ。誰も聞きやしない。もし人に受け入れてもらいたかったら、とにかく人と調子を合わせることだ。」
何度か、自分の意見を主張しようと立ち上がったこともありました。でも、結局自分が負けてばかり。その結果、自己主張のために人と対立することには、何の価値もないと考えたのです。
「結局いつも俺が負けるんだ。それなら、はなからやらない方がましだ。」ジョンは、自分自身の中でそう結論づけたのでした。


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