2021年10月12日
E.M.バウンズの祈りの力より
《憐れみの心》
ヤコブの手紙2:16
あなたがたのうちのだれかが、その人たちに、「安心して行きなさい。温まりなさい。満腹になるまで食べなさい」と言っても、からだに必要な物を与えなければ、何の役に立つでしょう。
困ってる人に何かを与えようとする、ある種の憐れみは、人間に生まれつき備わっているものです。
しかし、キリストに似せて新たに生まれた心から生じる、霊的な憐れみは、これよりもさらに深く、広いもので、それは祈りに似ています。キリストの憐れみは人を常に祈りへと促します。
憐れみは盲目ではありません。憐れみの心を持っている人は、ものを見る目を持っています。その目はまず、憐れみを呼び起こすものごとに向かいます。人間の罪や困窮や悲しみを見る目を持たない人は、人間に対する憐れみを持ちません。
♰
愛する父よ。わたしの目をこの世の罪と傷に対して開いてください。わたしは人々と違う生き方をしたいと望みます。御名がたたえられるためです。どうかわたしを導いてください。アーメン。