和貴の『 以 和 為 貴 』

気になるニュース・・・(6)

Uberが先行する「配車アプリ」―成長見込むLINE、楽天、ソフトバンク
日刊工業新聞2015年05月19日 総合3面


タクシー配車サービス「LINE TAXI(ライン タクシー)」

IT企業の間で、スマートフォンを利用してタクシーやハイヤーを呼ぶ「配車アプリ」への関心が高まっている。スマホ上の地図を使い、指定場所に簡単に車を呼ぶことができるのが特徴だ。LINEは年明けから国内でサービスを開始。楽天とソフトバンクは成長性を見込み、相次いで海外大手に出資した。
 
配車アプリで先行するのは、米国で2009年に設立された「ウーバー」。日本でも昨年3月にサービスを開始しており、現在では57カ国の300都市以上で展開している。

LINEは大手タクシーの日本交通(東京都北区)と提携し、ウーバーに対抗する形で1月に配車アプリを使ったサービスを開始。「複数で利用して『割り勘』にすれば、(公共交通機関より)安い場面も多い」(出沢剛LINE社長)と語り、タクシーを利用することが少ない若年層にも浸透を図る。

楽天は3月、「サービス業界を根本的に変え、社会に恩恵をもたらす」(三木谷浩史会長兼社長)とし、ウーバーのライバル会社「リフト」(米サンフランシスコ)への出資を発表。ソフトバンクも昨年10月以降、インド、シンガポール、中国の配車アプリ3社に合わせて約1300億円の出資を決めた。

各社とも「(他社との)差別化や成長の原動力」(ソフトバンク)などと、新たなビジネスの可能性に期待を寄せる。海外企業への出資も、将来の日本での事業展開に向けたノウハウ蓄積が狙いとの見方も浮上している。

配車アプリが注目を集めるのは、「シェアリング・エコノミー(共有型経済)」と呼ばれるビジネスに発展する可能性があるためだ。例えばウーバーは米国で、タクシー免許を持たない一般ドライバーと乗客をアプリを通してつなぎ、乗客を搬送する事業を行うことで急成長を遂げた。

ただ日本では、道路運送法が禁じる「白タク」行為に当たる疑いがあるため、このサービスは行われていない。また配車アプリも国内では現状、サービス地域やタクシーの台数が限られ、スムーズに機能する便利なインフラとして根付くまでには、課題は多いとみられている。


こうした世間の動きに対し、ハイヤー・タクシー業界では・・・

問題だらけの「Uber」

今後の動きに警戒が必要

「Uber(ウーバー)」というサービスが、今、ハイタク業界に波紋を呼んでいます。二種免を持たない普通の人が、ウェブを介してお客を取り、自家用車を使って目的地まで届けるというものです。

支払いは現金ではなく、事前登録したクレジットカードで行います。これは、利用客の利便性のためだけではなく、運転者と利用客が直接料金の授受を行うことを防ぎ、ウーバー側が仲介料を確実に得るためです。運転者には、利用客が支払った運賃から仲介料を除いた乗車料金が支払われるしくみです。

世界中で大問題に

サービスを手掛ける「ウーバー・テクノロジーズ」は、創業からわずか5年で50か国259都市以上に進出しました。事実上タクシー事業を展開しながら、タクシーの営業許可を取っていない「白タク」を組織化しているとして、世界中で大きな問題になっています。ヨーロッパでは、ロンドン、パリ、ベルリンなど主要都市で抗議のタクシーが路上に集合し、交通をストップさせました。フランスでは6月25日、タクシー労働者らが各地で抗議デモを行い、一部が車を転覆させたりタイヤに火をつけたりするなど暴徒化、空港や道路が封鎖される事態となりました。

国内への進出も時間の問題か

日本では、2月に福岡市でウーバーが「ライドシェア実験」と称した相乗りサービスを開始しました。国土交通省が「道路運送法に抵触する可能性がある」として指導、中止となりましたが、予断は許せません。

サンフランシスコに拠点を置くウーバーの競合社「Lyft(リフト)」は6月23日、楽天の三木谷浩史社長を取締役に迎え入れたと発表しました。楽天は3月、リフトに3億ドル(約370億円)を出資すると発表しており、両社の関係は一層深まります。 三木谷氏が取締役会に加わったことで、今後、アジア市場展開が予想されます。三木谷氏は、政府の産業競争力会議のメンバーで、かつて医薬品のネット販売解禁を推進した人物です。薬のほか、さまざまなネット関連の規制を緩和することに力を入れており、「白タク」を合法化すべく、政府の規制改革会議や国家戦略特区諮問会議等に対して要望・提案しています。

安心・安全にも深刻な影響

この流れに対し、業界からは猛烈な反発があります。全国ハイヤー・タクシー連合会は、この問題を「タクシー事業にとって戦後最大の危機」とし、業界が一致団結することを呼びかけています。

素人が運転する危険な「白タク」運行は、事故時の補償を整備しないことで低料金での運行を可能にするものです。タクシーの需要を奪うことのみならず、安心・安全にも深刻な影響を与えるものであり、十分に警戒して、事業者も含めて共同を広げて規制緩和の芽を摘み取る必要があります。





以上であります。

私見としましては、小泉政権下に蒔かれた"種"が、いよいよ芽を出し開花しつつあるように思います。

これまでの日本型経済システムは完全に崩壊され、『世界の中の日本』として新たな時代を迎えようとしているのではないでしょうか。そして、それは価値観の変化とも言えます。

そんな変化についていけなかったであろう私の知人二人が、今月、自殺してしまいました・・・。


 ご冥福をお祈り・・・します・・・。

↓↓モチベーション維持にご協力お願い致します。m(_ _)m

コメント一覧

ゆぅすけ
おはようございます!小平次さん
我が國におけますハイ・タク事業については、私なりに色々興味がありまして、利用者のひとりとしては、その動向はいつも気になっております。

私たちはいづれ歳を重ねていくことになりますが、足腰も衰えれば、いやがおう無しにもハイ・タク運転手さんのお世話にならなければなりません。

そんな時、運転手さんが全くの素人であったり、はたまた日本語を理解出来ない運転手さんだったりした場合には、やはり多くの問題が起こり得ることと感じています。

『餅屋は餅屋』

小泉政権下において、素人でも色々な事業に参入できるようになり、それまで地道に細々と事業を生業としていた人たちを苦しめてしまうことになりました。

これまでも私の知人が幾人と自ら命を絶っていますが、そうしたことには、多くの日本人が無関心であります。


いづれ自分の身にもふりかかってくるかも知れない・・・

自分の大切な人にもふりかかってくるかも知れない・・・


小泉政権下に種が蒔かれ、それが次々芽を出してきていますが、悪性と思われるものは除去していかなければなりませんからね。


小平次さんのお仕事はたしか、行政書士でしたね。(間違っておりましたすみません・・・)

本当に難しい仕事だとは思いますが、どうかくれぐれもお身体をいたわってあげてくださいね。


前回、小平次さんの海釣りブログも楽しく読ませていただきました。

海釣りに関してはあまり深い知識はありませんが、昔ながらの川や池、海での釣りのお話ってのは個人的にとても大好きであります。

海は魚の種類も多く、狙う魚によって仕掛けも様々だと思いますが、自然の恵みと戯れることが出来るのは、本当に有難いことですね。

ではではまた、小平次さんのブログ、楽しみにしております。


小平次
こんにちは
http://blog.goo.ne.jp/topstartkana
ゆぅすけさんこんにちは

小平次です!

ご無沙汰致しておりました

ゆぅすけさんもお忙しそうなご様子ですが、お変りありませんか?

私の方はちょっと仕事上でトラブルが続きまして、ブログの更新もなかなかままなりません(;_;)

いやいや、Uber(ウーバー)なるもの、不勉強で知りませんでした

勉強させていただきありがとうございます

なんだか空恐ろしいことであります

私が以前タクシードライバーをしていた時、肝に銘じていたこと

「人様の命を預かる仕事である」

ということでした

大手のタクシー会社であったこともありますが、何よりも安全な運行についての意識を徹底的に叩き込まれたわけであります

しかしながら、小泉政権以降の規制緩和により参入企業が増え、ただでさえ低迷していた景気のなか、大量の空車による過当競争…

売り上げが厳しい日などは、少しでも他の空車より前に出ようと気持ちがあせります

当然そのあせりは事故につながります

旅客運送業への参入に規制があったのは、そういう面を考えてのことだったわけです

格安ツアーの価格競争で人件費削減を迫られ、結果無理なシフトによる違法運行が事故を生む観光バス業界…

「人様の命を預かる仕事」の世界に過剰な競争原理を持ち込む

それによって貴い命が失われている事件事故がすでに各地で起きております


「小泉政権下に蒔かれた"種"が、いよいよ芽を出し開花しつつある」

そのとおりですね

「便利ならいい」そして「儲かればいい」

楽天の三木谷氏などに「徳」があるようにはとても思えません…

ゆぅすけさんのご友人がどのような理由で自ら命を絶たれたのかは存じませんが、恐ろしい速度で変化していく世の中に、もはや人がついていけなくなりつつあるように私も感じます
時代を加速させているその当人たちの中にも、気づけば自らついていけなくなっている
なんてことにもなっているのかもしれません

今回の私の仕事上のトラブルも、少し立ち止まって考えることをすれば防げていたことでありました

月並みではありますが

「大切なものはなんだろう」
「守らなければならないものはなんだろう」

少し立ち止まってみる時なのかもしれません

最後になりますが
お二人のご友人のご冥福をお祈り申し上げます

とにかく暑いです!
お身体いたわりお過ごしくださいませ
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「時事」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2024年
2023年
人気記事