今年2月に上海まで、上海蟹を食べに行きましたが、日本でも食べられるということを知り、上海蟹のシーズンを待ち、美味しいといわれる神保町にある新世界菜館に行ってきました。
大通りに面しているので、すぐにわかりましたが、大きな看板は、夜のネオンがともらないとよく見えません。
ビル横の看板は、結構大きくて目立ちます。
入り口の看板は、大きく目立ちます。
お昼時ではありますが、コースをお願いしたので、事前に予約をしておきました。周囲は、ほとんどはランチ時ということもあり、ランチメニューでした。私たちの横に、個室風の部屋(上が空いています)では、お昼ではありながら、私たちと同様の上海蟹の宴会だったようです。
テーブルに案内されると、すでに、上海蟹が置かれていました。
よく見ると、生きています。よく考えれば、茹でる前だから当然なんですが。
お箸お並べてみるとわかりますが、意外と小さいです。上海で食べたのよりも小さいかもと。
旬の冷菜5種盛りからです。上から、時計回りに、花クラゲ、そら豆のパテ、トマト(甘く味付けしてあります)、スモークサーモンに、中央は、ベビー帆立のネギソース。一口づつですが、それぞれ、クラゲ以外は、中華っぽくないのですが、上品な味つけで美味しいものでした。
季節の温菜です。青菜は、食べたことのないものですが、歯ごたえがありました。下は、チャーシューです。ここまでは、あっという間に食べ終わってしまいそうですが、少しづつ時間をかけて、いただきました
お酒は、老酒8年物を注文しました。
コース予約にはついてくるみたいですが、こちらの老酒も8年物ということでした。違うものを注文すればよかったかなと、少し後悔。まぁ、でも若いものは、少しきつめになりますから、まろやかな味わいで、味は満足いくものでした。
これは、活雌上海蟹の老酒漬けです。これは、韓国でいえば、カンジャンケジャンのようなものですが、こちらのほうが、圧倒的に美味しいというか、絶品でした。ミソは、ウニのような味だし、老酒の甘さが抜けて、きりっとした味付けになります。老酒を少し加えて、スプーンですくって、きれいに食べきりました。
上海蟹みそとふかひれ煮込みスープです。ミソが効いているので、すごく濃厚な味わいです。
そして、最初にテーブルに置いてあった上海蟹が茹で上がりました。
手際よく切ってくれます。1匹あたり、1分くらいです。
動画で撮ってみました。
きれいにカットしてくれましたが、この辺りは、上海とは大違いかなと
大きく見えますが、小さいです。でも、食べごたえは十分です。
蟹の後は、真鱈の香り揚げ、せりのソース仕立てです。真鱈がふんわりして美味しかったのですが、このソースが、非常に美味しかったです。真鱈につけながら食べましたが、余ったソースは、スプーンで食べたかったのですが、スプーンがないので、残してしまいました。スプーンをお願いすればよかった。
国産牛サーロインの唐辛子煎り炒め。お肉は小さいですが、唐辛子のピリッとした味付けで、やわらかい肉とレンコンの歯ごたえが、うまくマッチしていて、満足のいく味です。
こちらは、コースメニューではないのですが、最後の麺の前にもってきてもらいました。上海蟹とふかひれのあんかけチャーハン。上海蟹とふかひれ煮込みスープと味は、一緒ですが、あんの下のチャーハンも美味しく、ここで、かなりお腹いっぱいになってしまいました。2人で一人前を注文しましたが、量的には、かなり多い気がします。
新世界風ひとくち麺。さっぱりとした塩味の、ホントに一口で食べられるくらいの麺です。
最後にデザート。杏仁豆腐とフォンダンショコラ。
上海蟹を食べるなら、上海よりもこのお店に限ります。上海に行くよりも、はるかに安いですから(笑)
なお、2月に上海で食べた上海蟹の写真を見てください。
ツアーに含まれていたのは、雄のほうです。2月頃だと雌が美味しいとかいうので、雌も追加注文しました。
正面から。
雌雄せいぞろいです。
はさみは使わず、手だけで分けてくれます。
取り分けた後の様子。初めての上海蟹なので、味の違いも分からないので、上海蟹って、こういうものなのだと納得でした。脚の中の身は、なかなか食べれませんでした。
ということで、1年のうちに、2回も上海蟹を食べるとは思っていませんでしたが、毎年食べたくなる味ですね。