6日目は、クラクフ歴史地区とヴァヴェル城の観光を行い、クラクフ中央駅からワルシャワ中央駅までポーランドの新幹線で移動します(300㎞)。2時間20分の電車の旅です。そして、最後の宿泊は、ワルシャワです。
クラクフでは、連泊なので、朝食は、昨日と同じでした。
9時とゆっくり目の出発なので、朝食もたっぷりいただき、のんびりできました。朝一番で、旧ユダヤ人街に向かいましたが、ここは、「シンドラーのリスト」の撮影にも使われたことがあるそうです。今では、ユダヤ人は300人ほどしか住んでいないそうです。モスクもありましたが、入ることはできませんでした。
この通りの両側に、ユダヤ人が住んでいたという住宅や商店が立ち並んでいます。
これが、モスクになります。
ユダヤ人街といっても、いまでは、町はずれのほうの一角にあり、中央広場の四方に建物が並んでいるのですが、普通の街並みです。ここへの入り口は数か所ありますが、閉鎖的な感じもあるので、夜に、この辺に行くのは、結構思い切りがいるかなと思います。
その後、クラクフ歴史地区観光ですが、クラクフは、第2次世界大戦の戦禍から逃れた奇跡的な場所なので、他の地域とは違う趣きをもっていました。
旧市街地広場では、きれいな観光用の馬車が多く準備されています。観光というよりも、パレードに参加しているような気分になれそうな馬車です。
旧市街広場に行き、聖マリア教会を眺めました。中には入れませんでしたが、1時間に一回、一番上のほうの窓を開けて、トランペットの演奏をする姿を見ることができました。
そして、広場にある織物会館の中で買い物。織物会館といっても、今は、いろいろなものを売るお店が両側に並んでいる建物になっています。食器、織物、宝石等々。
織物会館から、少し離れたところにある食器のお店に行き、お皿を何枚か購入しましたが、ここは結構いい値段がしました。
広場をフラフラした後、昼食です。麦のスープ、白身魚に紫キャベツのマリネ、黄色いライスリゾット風。
お昼の後は、ヴァヴェル城に歩いて行きます。レストランからヴァヴェル城までは、15分ほどです。外壁は、かなり修復されているため、きれいになっています。中庭がきれいで、まずは、そこで写真を撮ってから中に入ります。
町のど真ん中にあるお城ですが、お城までの昇り坂は、やはり急でした。
お城の中に入ると、広場があります。この広場を囲んで、お城が建っているという感じです。
お城の中の見学は、それぞれの部屋に、大きなタペストリーが飾ってあり、説明を聞きながら1時間ほどかかりました。お城の中は、すべて撮影禁止でした。お城の下のほうに、ヴァヴェルの竜の像があったようですが、そこまでは観る時間がありませんでした。お城からクラクフ中央駅まで歩いて移動ですが、30分近くかかりましたが、公園の中を歩いているので、暑くもなく、気持ちよかったです。
ショッピングモールの地下にクラクフ駅がありますが、どこが改札なのか、よくわからないままに、ホームまで。団体だからなのか、ワルシャワ中央駅でも、改札がわかりませんでした。
そして、ポーランドの新幹線で、クラクフからワルシャワまで移動です。バス移動だと、5時間くらいかかるということで、時間短縮と疲れ防止にはいいかもしれません。そのうえ、スーツケース類は、全部バスに乗せたまま、バスは人を乗せずに、ワルシャワまで、私たちを中央市場広場で降ろした後、先に移動しています。新幹線で、2時間半ほどですが、新幹線といっても、最高速度は時速160㎞で、100㎞も出てない感じでした。日本との違いは、窓が汚くて、外が見えない、写真が撮れないというところです。なんでこんなに汚いんだろうかと。きれいなところもありましたが、我々の車両は、ほとんどどこも見えませんでした。でも、ドリンクサービスは、ありました。ペットボトルのお水、紅茶、コーヒーはインスタントです。
ワルシャワに到着後、無事にバスと合流し、夕食です。
レストランに行く途中の広場のところに、戦争で亡くなった方々を慰霊する場所がありましたが、24時間、必ずこのような形で守っているそうです。
スープとポーク煮ソースかけ(なんのソースか忘れました)。やはり、もう一品欲しいです。
食後は、ポーランドならではの、ピアノコンサート。我々だけのためのコンサートです。
ピアニストは、ポーランド内外のコンクールでも入賞したことがあり、協会の役職者で、CDも出しているということでした。ショパンの曲を、50分ほど演奏してくれました。もう少し、有名な曲をやってくれればいいのになぁとは思いましたが、知っている曲は1曲だけでした。汗びっしょりになりながら、演奏終了。一緒に撮れる写真タイムもあり、その後は、CD即売。サイン付きでしたが、1枚2,500円ということで、少し高めかなぁと。日本でも購入できるサイトがありましたが、1,500円くらいなので、サインと握手付きだから、やむを得ないですね。
ホテルに戻ると、22時近く。今回の宿泊では、一番いいホテルでした。
ワルシャワ中央駅のすぐそば、文化科学宮殿も真正面に見えるホテルです。初日にこのホテルに泊まってくれれば、たっぷりと遊びに行ける時間が取れたんですが、仕方ないですね。
遅かったですが、翌日、駅周辺を見て回る時間が少ないので、お店を探しに駅まで。
駅に行く途中、24時間営業のコンビニ等がありましたが、エキナカにテントウムシのスーパーがあるようなので、そちらへ直行。思ったよりも食材関係の品数が少なく、スープやチョコレートを買うこともなく、道路向のスーパーに行ったら、そちらは閉店後でした。駅周辺には、駅地下もありますが、22時を過ぎていたので、すべて閉店していました。ほとんど人も歩いておらず、日本よりも、早いですね。地下では、警官が、角には立っているので、夜は要注意でしょうか。
途中で見かけたコンビニに寄って、ポーランド・ズロチを全部使うように努力。チョコレートやスープを買いましたが、妻が、小銭を全部出して支払ったら、少し足りなかったけれども、おまけしてくれました。ホテルに戻り、翌日は帰国になるので、パッキングをして、就寝。想像以上に重いスーツケース。成田の空港で測った時よりも、20㎏以上重くなっています。チョコレートが重いのと、お酒や蜂蜜・ジャムのビン類にお皿やカップが重い。割れないようにパッキングしましたが、なんとなく心配。最後の夜は終了です。
ホテルの部屋は、清潔感たっぷりの部屋です。最後の夜、ノンビリと就寝。