以前、姉妹館である「緑水亭」「海の庭」には宿泊したことがありますが、こちらは、初めての宿泊です。勝浦から山のほうに向かって、クルマで20分くらいのところにあります。高台にできている別荘地の間を抜けて登っていきます。もとは、どこかの企業の療養所だったとか。
2階建てのこじんまりとしたお宿です。
宿泊先は、翠海(すいか)さんです。
ロビーのところは、大きな窓から光が差し込み、明るくて気持ちがいいです。チェックイン時に、ワンドリンク。ビールもOKでした。
今回の宿泊は、普通の部屋で予約をしました。フロントから一番近くの部屋。それほど広くはありませんが、一泊でもあり、十分のんびりできます。
コーヒーメーカーもあります。コーヒーだけでなく、紅茶やお茶も用意してありました。
アメニティも充実。部屋のアメニティがこれだけあるのは、珍しいですね。お風呂も、同様に充実してました。女性用は充実していても、男性用は少ないところもありますが、ここは、男性用も充実してました。
外に出ることはできませんが、窓の外は、庭のようになっています。お風呂に入って、のんびりして、夕食です。
夕食前に、貸切露天風呂もあり、そちらにも入りました。解放感もあり、結構、気持ちのいい貸し切り露天風呂です。
夕食は、食事処です。すべて、個室になっているので、のんびり食べることができます。個室にもかかわらず、食事を持ってきてくれるタイミングは、絶妙でした。
あさりと水菜と椎茸のお浸し
菜の花の辛し和え
前菜は、テーブルの真ん中に、二人分をきれいに並べてありました。
プチベール、サーモン、燕大根
穴子の煮凝り
うすい豆腐、花びら百合根
独活の白煮、桜海老、木の芽味噌
金時草、長芋
ここまでの、前菜と先付2品で、お酒を堪能できます。
鮑は、酒蒸しです。意外と大きめです。
お造里です。スズキ、カジキマグロ、カンパチ、アオリイカ
お刺身も、このように書いてあると嬉しいですね。説明を聞いても忘れてしまうので、お品書きを見ながら食べると、より一層楽しめます。
海老真丈。海老真丈というのは、お椀の定番ですね。
そして、金目鯛の姿煮。二人で一尾です。
鮑の酒蒸しの出来上がりです。酒蒸しは、どちらかというと珍しいかもしれません。
箸休めに、柚子シャーベット
煮物ですが、器も、結構凝っているほうかなと思います。
勝浦産のなるかポークベーコンのクリームソース
こちらは、同じくなるかポークと彩野菜のシャンピニオンソース
最後の食事に出てきたのは、鯵のなめろう。なめろう丼にしたり、まご茶漬けにしたり。白いご飯だけよりも、うれしいです。お刺身の時に、なめろうが出てくるよりも、このほうがいいですね。
まご茶漬け
お新香
デザートは、塩キャラメルプリンとわらび餅、リンゴの蜜煮
夕食は、思った以上に上品なイメージで、少しづつではありますが、出来立てが提供されるため、美味しく味わえました。
食後に外に出てみると、建物は、大きな窓から光が漏れてきて、きれいです。
ロビーのところは、静かです。
ここが、フロント兼コンシェルジュみたいな場所です。
翌日の朝食も、同じ食事処です。
右上のサラダは、二人分にしては大盛です。右下の緑の皿は、ネギトロ。温泉卵や少しづつ出されているおかず。
ごはんは、一人分づつ、炊いてあります。
朝食時間に合わせて、ぴったりに炊き上がっていました。
定番のアジも、焼き立て。
煮物も暖かです。
朝食は、少なすぎず、多すぎず。これといった、特徴はないかなと。ごはんは、美味しかったです。房総といっても、山の上のほうなので、お風呂からも海が見えませんが、静かだし、食事も美味しいので、のんびりとできました。