大溝祭は、日吉神社(山王社、祭神・大山咋命)の初夏の例祭であり、
5月3日が宵宮、5月4日が本祭でした。
五基の曳山(巴(ともえ)・龍(りゅう)・寶(たから)・勇(いさむ)・湊(みなと))が出されて祭礼を彩っています。
結構激しい祭なので今年は宵宮の巡行だけ見てきました。
PM6.30頃になると続々と曳山が揃ってきます。
大溝港に五基の曳山が集合すると、
その提灯の灯りがびわ湖に映りこむ様子はなんとも幻想的な景色です。
その後、各町内を巡行へと出発していきます。
宵山巡行の各所で見られる辻回しは迫力がありますね。
「巴」が苦労して頑張っています。
見物客からも「がんばれ~ !!」の応援
見ている側も思わず力が入ります。
「どりゃあ~ !!」
渾身の力で若衆たちの見せ場です。
無事方向転換が出来た後のホッとした笑顔がいいですね。
祭りは中老が中心となりますが
この宵宮は、若衆がすべてを取りしきる若衆の祭りです。
日本のどこの祭もそうでしょうが
大溝祭も後継者不足からボランティアの若者たちが参加してくれています。
少子化と若者の関心不足から
毎年開催に向けては心配が尽きないようですね。
巡行は近江高島駅のガリバーがいるロータリーを回って
祭りはピークを迎えます。
ロータリーを回り終えた曳山が
後続の辻回しを見守る中、
無事5基がそろい組して、また港へと帰っていきます。
何トンもある曳山を若衆らが渾身の力で操る様子は迫力がありましたよ。
湖西地方唯一の曳山祭り、大溝祭の宵宮でした。