Pー224 ノイバラとヤマガラとコゲラと
秋の木の実と楽しい模様の虫たち鳥たちの色鮮やかなイラストを描いてみたかったのです。
キツツキの中で一番小さいコゲラはすばしこくて、写真に撮るのも一苦労です。
何度か見かけましたが、スズメより少し大きいかなという印象で動きが俊敏でかわいい仕草。
黒とヤマブキ色の配色が印象的なヤマガラは大好きな鳥。以前、石神井公園の植え込みの下の方で
見かけましたが、こちらも早い動きが愛らしい。どちらもわりあい身近にいる野鳥です。
虫たちはキタテハ、コカマキリ、ナナホシテントウ、ナミテントウ、ゾウムシ、ハナグモ、ミノムシ、
ツマグロオオヨコバイ。
ハナグモは背中の模様が人面のようになっていて、笑っていたり怖い顔だったり目が点だったり
個性があることを知りました。
ナナホシテントウもナミテントウもツマグロオオヨコバイも背中の模様は水玉が多い。
いろんな模様があるナミテントウの中には笑ってる顔(幼かった息子の言葉)のもありますが。
それとキタテハも。鳥に食べられないように水玉なだったり人面だったり、なのでしょうか。
虫たちの生きる知恵かもしれません。
水玉模様の虫たちいっぱいのイラストもいずれ描いてみたいなあと思います。
☆秋の虫の大合唱!
昼間はまだセミが鳴いていますが、暗くなると草むらでは秋の虫たちが日に日に賑やかになってきました。
夜の帰り道に耳を澄ますと、
「チン、チン、チン」
「リー、リー、リー、リー」
「リ、リ、リ、リ、リ」
他にも違ういろいろな鳴き声がしますが、残念ながら私にはカタカナで表現することができません。
「チン、チン、チン」はカネタタキ、毎年気になる鳴き声です。
ゆっくりのんびり鳴くのやせっかちな速さで鳴くのがいて、個体差があることに最近気がつきました。
力強い大きな声の「リー、リー、リー、リー」はアオマツムシかなと思っています。
外来種だそうで、草むらではなく木の上で鳴くと聞きました。
小さな「リ、リ、リ、リ、リ」はツヅレサセコオロギでしょうか。
昆虫調査に息子と参加した時に、東京農大の品田穣先生にお聞きして名前を覚えました。
ツヅレサセとは岩波国語辞典で、冬の用意に衣を作れの意とあります。
確か品田先生が「ツヅレサセとは、寒くなる前に着物の用意を」いう意味のことを教えてくださった
記憶があります。鳴き声がそう聞こえるのか寒くなるまで鳴いているからなのか、
昔の人が生活の中から考えてつけたのでしょう。おもしろいですね。
エンマコオロギは図鑑では「ヒリヒリヒリ」。そう言われればそう聞こえます。
秋の夜長、虫の声を聞きながら帰宅して自分の世界に浸って描ける幸せを感じています。
随分と若い頃に長野に住む友人に連れて行ってもらった、戦争で散った若き画学生の絵を展示する『無言館』。
平和でこそ描ける、そんなことを考えながらこれから冬のイラストを描いていきます。
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