このブログで一度取り上げたことのあるミッシェル・トールです。
1947年生まれ、1964年に出した『Dans mes bras,oublie ta peine』が最初のヒットになりましたがこの曲は 『 Let Me Make You Smile Again』のカヴァーでした。印象としてはアメリカのヒット曲のカバーが多いように思います。 例えば、日本で発売された「愛の肖像」というアルバムのタイトルになったのは「Je m'apelle Michele」という曲ですが、聴けばすぐに分かりますがグレン・キャンベルの「RhineStone Cow-boy」のカバーです。
まあ、この時代フランスの若者がいかにイギリスやアメリカの音楽に夢中だったかよく分かります。というか、フランスに限らずその他のヨーロッパもそして日本も同じでしたね、ブリティシュ・アメリカンポップスやロックが全世界を席巻一新したのです一新したのです。日本の「シャンソン」好きの方はこの時代の事を忘れたいようですが、新しいシャンソンはこうした時代の上に成り立っていることを忘れて貰っては困りますね。
また、ユーロビジョン・ソング・コンテストにも出場しています。1966年はルクセンブルグからエントリーして10位、1977年はモナコからエントリーして4位にそれぞれ入賞しています。
さて、今回の「Une vague bleue」は1974年の曲です。現在でもツアーで歌ったり、いわゆるベスト盤ではないレコードを出したりの活躍ぶりです。余計なことかもしれませんが、若い頃のジャケット写真を見ると結構きりっとした美人で、ごくごく初期のそれはトレードマークの左下あごの黒子が目立ちませんね?
Michele Torr Une vague bleue 1974