ワールド・ビジョンは、世界各地の恵まれない子どもたちを支援しています。
貧困や自然災害、そして戦争など、理由はさまざまですが、本人が望んだからではなく、その場所に生まれたこと、その場所で生きていくことで
大きなハンディを負っている子どもたちがいます。日本で起きた阪神・淡路大震災や、東日本大震災で被災した方々も同じです。
ワールド・ビジョンの支援は、地域を限定していませんので、日本でも震災が起きた直後から支援を行って来ました。
日本でも、赤十字やNHKの歳末たすけあい、またユニセフ、セーブ・ザ・チルドレンへの支援など、さまざまなカタチで、さまざまなところへ具体的な支援を届けることができます。
その選択肢のひとつとして、ワールド・ビジョンをご紹介させてください。
ワールド・ビジョンの中心的な支援の方法として「チャイルド・スポンサーシップ」というのがあります。
このシステムは、毎月4500円を支援することで、ある国のある地域に住む子どもを、教育、保健衛生、水資源開発、経済開発、農業などさまざまな必要を見出しながら支援し
加えて地域の過酷な状況を少しずつでも変えていく、というシステムです。支援の期間は自由で、個人の方でも、会社や教会など法人としてでも、支援することができます。
個人的な体験を少しお話します。
クリスチャンの私は、母教会がチャイルド・スポンサーになっていることもあり、ずいぶん前からこのシステムを知っていました。
知った当時は「いつか余裕ができたら、こんな活動に参加したい」とぼんやり思っていました。でも、気になりながら、祈っている時、気づいたのです。
「余裕ができたら」なんて言っていたら、一生そんな日は来ない、と。そう気付かされた時、実は、我が家はとても大変な時期でした。思わぬ転勤になり、自宅と転勤先の家賃やローンを払い
光熱費なども全部2箇所分、マンションの駐車場代に、大阪と静岡の往復・・・家計は火の車でした。それでも、日々の生活が守られ、安全で、健康で、子どもも楽しそうに学校へ行っている。
そう思った時、「この大変な中だからこそ、もっと比べ物にならないくらい大変な中にいる誰かを助けられるなら、すごい意義がある」と感じたのです。夫に話したら、賛成してくれました。
息子にも話したら(今では、当時の約束は忘れてしまったようですが。。。)ぼくのお小遣いから500円払う、と言ってくれて、申し込み、エチオピアの少年へのサポートがスタートしました。
スタートした時中学2年だった息子は、来春には高校を卒業しようとしています。
支援をスタートした時、小学校1年生だった男の子は、12歳になりました。干ばつや年によって違う気候に左右され、家族の状況に左右されて、支援を続けても、学校へ行けない年もあります。
子どもから送られてくる手紙や、ご家族からのメッセージ、またワールド・ビジョンからの定時報告などで、子どもの様子を見ながら、学校へ行けなかった年には、翌年ぜひ学校へ行けるようにと
手紙を書きます。クリスマスカードが届いたり、こちらからも、クリスマスやお誕生日などにカードや写真を送ったり、小さなプレゼントを同封することもあります。(すべて任意です)
ワールド・ビジョンから届く写真を見て、彼の成長を喜んでいました。でも、この頃は「もう少し大きくなったら、今度は家の本格的な働き手」として期待されてしまう。
だからこそ、早く、できるだけたくさんの望むことや勉強を今、彼にして欲しい、と強く感じるようになりました。
支援の方法は、毎月4500円を送ること。ひとりの子どもを支援することで、その子だけでなく、地域にも支援が届くようになります。
詳しい活動の様子、支援地域などは、ぜひワールド・ビジョンのHPをご覧ください。チャイルド・スポンサーについての詳しいページは、こちらから。
余談かもしれませんが、税制が改正されて、認可団体であるワールド・ビジョンへの支援(寄付)は、寄付金控除の対象になりますので、確定申告をすることで、かなりの返金があります。