ミニバラと共に～ぴあのれっすん～

あの庭で咲くミニバラ、もう随分前、レッスンに通っていた女の子からホワイトデーにもらって
小さな鉢から、庭におろしたものです。彼女は当時、息子と同級生で、今は近くの高校の一年生になりました。

小学校高学年から、中学卒業までずっとバスケットを熱心に続けた彼女。
中学に入ると部活が忙しくなるから、と小学校６年生の終わりに、ピアノのレッスンをやめました。

我が家が、大阪への転勤が決まった時には、プレゼントを持って挨拶に来てくれて
時々、絵文字いっぱいのメールやハガキが届き、浜松へ戻っている時にも、近くで偶然
バッタリ何度かあったりして・・・そのたび毎に
「先生、今度会いに行くね」と云っていた彼女。

先週、ちょうどレッスンのない日の夕方に、インターフォンが鳴ってモニターを見ると彼女。
「せんせ～、○○○です！」と突然訪ねて来ました。
学校帰り、勝手知ったる場所ですので、洗面所で手を洗って、うがいをして・・・笑
私もその間に、ちょっとだけお茶の準備をして、エアコンを付けて、ピアノの部屋でお話を。
高校生活を楽しんでいる様子や、こっそりしているバイトの話。そのバイト帰りに遭った怖いこと。
そして何より、バスケットをやめて、毎日、ある意味楽しいんだけど・・・何かやりたいな～、と。
ピアノの部屋にあるギターをスタンドから外してきて、抱え込んでいました。
夏には、近くであった夏フェスを見に行って来たと話し、バンドもやってみたいような
気持ちなのかな。レッスンに来ていた頃も、ピアノだけでなく、簡単なギターを教えたり
二人で、難しいリコーダーの曲を練習したりもしていました。

でも、みんな周りは忙しくて、自分だけじゃ何も出来そうもなくて。。。と。

今すぐ、誰かと動き出せなくても、とりあえず自分だけでも何か出来るんじゃない？と話しながら
あっという間に、２時間以上も時間が過ぎていて、途中、夫から帰るよ～と電話が入って
慌ててお風呂の準備に２階へ駆け上がったり、炊飯器のスイッチを入れたりしていました(;^_^A アセアセ…


夫の帰宅少し前に
「せんせ～。また来るね」と手を振って帰った彼女。

この頃、ちょっとへこんでいた私に、一服の清涼剤のような風が吹きました。