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映画『梨泰院殺人事件』事件の遺族が試写会に参加

2009年09月05日 10時37分11秒 | 日記
1997年4月発生した梨泰院(イテウォン)ハンバーガー店の殺人事件は韓国
国民に、大きな衝撃を与えました。この事件を取り扱い、モチーフにした映画
『梨泰院殺人事件』が完成し、VIP試写会にご遺族が招かれました。

単なる興味で罪のない大学生を殺害した2人の10代韓国系米国人の容疑者が
互いに相手方を犯人だと主張する激しい攻防を繰り広げる中で、真犯人を探す
過程が映画で描き出されます。

先月末に開かれたVIP試写会には、実際の事件で被害者となった
故チョ・ジュンピルさんの遺族が招かれて、映画をご覧になったそうです。

制作社のコメント
「映画制作のために約4年間資料を収集し、証言をしてくれた故チョ・ジュンピル
さんの遺族は、この映画において最も功労があるため、一番最初に VIP試写会に招
待した。もし映画の試写会後、遺族が辛い記憶をまた思い出したり、フィクション
化された映画を通じてわい曲された視線で見られるのではないかと色々悩んだが、
必ずこの映画で犯人が誰なのかを明らかになることを願っている遺族を思って、
この席を用意した」と明らかにした。

ご遺族は映画上映が終わっても席を立つことなく、ただ涙を流して、周囲の人々を
切なくさせたそうです。

ご遺族からのコメント
「12年が過ぎた事件だが、まだ控訴時効が残っている中、必ずこの映画が公開され、
この事件の転末を韓国の国民に伝えたい。また天国でもまだ涙を流しているジュンピルの
魂を慰めるためにも、この映画を契機に犯人が必ず捕まって欲しい」

アメリカでの「911」テロを扱った映画が作製された時も、ご遺族への配慮が
あったことですが、事件を風化させないため、また多くの人が真実を知ること
そして、真犯人が逮捕され、罪が償われること。これから同じ事が繰り返されないために。
映画には、娯楽だけでなく、もっと大きな力があると、信じつつ。

映画は、今月10日に韓国で公開されます。

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