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私の父は、高校を卒業してからずっと、建設会社に勤めていました。
障害があったので、最初は「経理」として採用されたようですが、社長さんに、会社がこれから始める「土木」の仕事を
やってみないか、と勧められて、以来数十年間、会社の土木担当として働きました。
父が天国へ行ってから、間もなく10年になります。これを書くと、父が誰なのか、分かる方がおられるかも知れないと
心配もあり、ずっと躊躇っていました。でも、もう良いかな・・・と(^^)
実家近くへ帰ると、父の会社が工事に携わった、高速道路、山を超える道、天竜川に架かる橋、警察署や公共の建物
庭園などが、今も残っています。
中には、工事中に、父の車で(工事関係車両しか入れない時期に)父が連れて行ってくれた場所もあります。
当時は未完成だった場所に建物が建っている、繋がっていなかった道が出来上がっている・・・工事をしたのだから
当たり前のことですが、不思議な気持ちになることもあります。
そして、この道路・・・市街地と高速道路を結ぶ高低差のある道。
道沿いには、市の木である「柳」が植えられています。
父は、この道を設計し工事をしていた時から、道沿いに柳を植えるのだと張り切っていました。
そして(場所は忘れてしまったのですが)この柳の苗を仕入れるために、自分で車を運転して出張に出掛けました。
道路が完成し、街路樹として、父が仕入れてきた柳が道沿いに植えられました。
工事が終わり、道は十数年経った今も使われています。そして、柳も大きく成長しました。
父は工事が終わってからも亡くなるまで、この道を通り、柳の枝がちょっとでも伸びすぎると、会社の担当者に電話して
「クルマや人の迷惑にならないように、早く造園業者に連絡して剪定を」と指示を出していました。
今年の夏も、柳は元気です。下の方の枝が伸びて・・・今頃、天国から電話しているかもしれません(^^)
お父様のお話はみな心に残るお話ばかり。
今回はまたとっておきの大切な思い出を話してくださってとってもうれしいです。
この並木道の由来を知った人は
きっと今まで以上に幸せな気持ちで行き来されることでしょう。
私も通ってみたいです♪
お父様の願いはお庭にも
お母様の熱意にそんなことを感じています。
(zionママお若いですね!)
6年目のちゃーくんも元気そうでよかったです。
専用の冷蔵庫にはびっくりです(笑)
ライヴの準備優しいサポーターと共にがんばってくださいね♪
父は、意識が混濁した中でも、工事現場の心配をしているような人でしたので
残っている道路や建物は、それぞれに思い出がいっぱいです。
母は、自分の身体と相談しながら、庭の手入れをしています。
ちゃーは、今回傷の顔でしたけれど、相変わらず母の大切な話し相手です。
専用冷蔵庫・・・
いくら田舎とは言え、外に通電した冷蔵庫を置いてあるだけでもびっくりですのに
そこから出てくるものは、ネコのエサと、牛乳、チーズ、魚などなどですから笑ってしまいます(^^)