住宅の「事故物件」マップ、家主の悪夢に―掘り出し物件探しにも
2014 年 10 月 31 日 18:32 JST 転載、させていただいた記事です
【東京】前の住人が自殺した部屋にあなたは住みたいだろうか?
そうした「事故物件」のデータを集めて提供している人がいる。
大島てる氏(36)は、過去に事件が起きたことのある物件を示す地図を編集した事故物件公示サイトを
運営している。このサイトは日本で最も人気のある不動産サイトの一つだ。
日本では、こうした情報は大きな価値がある。事故歴を気にしなければ、割安な価格で部屋が借りられるからだ。
例えば、東京北部にある狭苦しい3階建てのアパートは、多くの不幸な出来事に見舞われている。
2006年に起きた酒の上でのけんかで、ビール瓶で殴られた建設作業員が死亡した事件などだ。
大島氏はこの建物に炎マークを3つ付けている。炎マークの一つ一つは、それぞれが
その物件で起きた不慮の死を意味する。
大島氏は「あれはミシュランの星を意識している。これは三ツ星になる」と話した。
![](http://si.wsj.net/public/resources/images/AI-CL790A_JHAUN_D_20141030042405.jpg)
日本での不慮の死の内訳:オレンジは自殺、赤は殺人、山吹色は火災による死亡
大島氏のサイトでは、細心の注意を払ってこうした物件を地図に記している。家主にとっては悪夢に、
そして、掘り出し物の物件を探す人や縁起を担ぐ人々にとっては頼りになるサイトになっている。
日常生活で宗教を大切にしている日本人は少ないが、国内の伝説の多くは神道や仏教、キリスト教の
伝統に根差している。死者に対する恐怖心は非常に根強い。
不動産問題に詳しい瀬戸仲男弁護士によると、日本の法律では、不動産仲介業者は物件の借り手に対し、
物件や過去の賃借人に関する「重要な」事柄について情報提供することが義務付けられている。
ただ、法律では何がこれに含まれるかについて具体的な説明はなされていない。
判例では、アパートの過去の問題を隠すと家主は責任を問われる可能性がある。
これは米国の一部の司法管轄地域でも同じだ。
こうした物件はテナントを引き付けるため、割安な価格で市場に出されることが多い。
政府系のUR都市機構(約75万件の物件を取り扱っている)は、
住人が亡くなっているのが見つかった一部の物件については月間の賃貸料を半額で提供している。
UR都市機構の広報担当者は「掲載されると、早めに埋まっていくようだ」と話した。
フリージャーナリストの森史之助さんは、以前住んでいたアパートから立ち退きを求められ、お金に困って
いたときにUR都市機構が扱う事故物件の一つに入居した。横浜にあるこの部屋の月額賃貸料は
2万6000円で、通常の半額だった。50歳代だった以前の住人は風呂場で自殺していた。
森さんは、アパートの過去について知ると寄り付かなくなる友達もいたが、暮らしは快適だったと話す。
「別れた元妻は『気持ち悪い』と言っている」とも話した。
森さんはその後、自身の経験を「事故物件に住んでみた!」と題する著作にまとめた。
大島氏は家業の不動産業を切り盛りするうちに事故物件事業に足を踏み入れた。
以前は購入したい物件の背景調査を行っていて、社内向けに情報を集めた。物件の物理的欠陥は
探すのが簡単だったが、過去の住人について情報を集めるのは容易ではなかった。
大島氏は「過去の問題をほじくり出すことが無理だとすぐに気づき、日々おきたことを蓄積することにした」と話した。
警察や新聞報道、仲間の不動産仲介業者からの極秘情報や、足で集める昔ながらのやり方が当初は
主な情報源だったという。
その後、ウェブサイトを始め、ウィキペディア式にこれを公開して情報を募った。
副次的プロジェクトとして始めたこの作業が、大島氏の時間の大半を占めるようになった。
このサイトはもうかる仕事ではないが、広告収入で運用費や社員の給料は賄えるという。
同サイトでは現在、首都圏では合計8229の炎マークが付いている。毎日のアクセス数は数百万回に上る。
例えば、炎マークの一つをクリックしてみると、新宿区の歌舞伎町周辺の不動産が示される。
同サイトでは、2008年にこの建物の1階で人が刺し殺されたと記されている。また、京都の主要駅近くの
ホテルでは、硫化水素を使って人が自殺したことが分かる。さらに、沖縄県那覇市では、ガス爆発による
火災で2人が死亡したと書かれている。
不動産業界で働く人の中には、大島氏のようなサイトの正確さについて懸念を示す人々もいる。
都内で大家業を営むある男性は「情報が正しければ仕方ないが、間違っていたらたまったものじゃない」と話す。
趣味が悪いと批判する匿名のオンラインユーザーもいる。
それでも大島氏は平然としている。信頼できるとみなす情報源からの情報がほとんどで、集まる情報を社員が
チェックし、疑わしいものは削除している。また、サイトを見る人も間違いがあるとすぐに指摘してくるという。
![](http://si.wsj.net/public/resources/images/BN-FH546_1030jh_D_20141030131829.jpg)
大島てる氏のサイトの東京の地図上にしるされた炎マーク(事故物件を示す) Oshima Teru
「潜在的入居希望者に少しでも役に立つ情報なら公開しようとしている」と大島氏。
大島氏の最終的な目標は世界中の地図を作成することだという。同氏の英語版サイトの閲覧件数や
情報提供はまだ少なく、ロサンゼルスやロンドンといった大都市に集中しているが、大島氏はサイトの拡大を
目指している。ニューヨークには現在、72の炎マークが付いている。例えばその一つは、セントラルパークを
見晴らすホテルで、このホテルの19階の一室で死体が発見されたことがある。
大島氏のサイトには一つ問題がある。大島氏は自分の家族が所有する不動産物件は事故物件ではないと
説明しているが、それでも物件に悪影響が生じるのではないかと心配している。
「日々事件現場を見るうちに、いつか自分のとこも、とおびえてしまったこともある」と話した。
大島氏は家業の不動産業を売却し、サイトに専念することも考えているという。
訳あり物件って本当にあるのか?
http://totalmatomedia.blog.fc2.com/blog-entry-302.html
まったく感じないか、気にしない人には、お得なんだろうな。。
ある意味、怖いのは人間・・・・
実際あった話として暴力団が住んでいた物件。事務所とかに使っていたとか・・・( ゜д゜ )
引っ越ししたことを知らずに、抗争相手が間違えて、次の住人を襲ったとか。。
霊等を感じやすい人は、何か感じたら修行場と思って
正しく生きていれば、追い返すか、すり抜ける・・
そおいや、首相官邸にも出るらしいですが。。
ヘ( ̄ー ̄ヘ)~~~~~~・
心理的瑕疵物件 がヤバイ件
http://blog.goo.ne.jp/ziyuunakaze/e/cde0bafd4dfbf0cc0adf63fb645697df?fm=entry_awp
http://blog.goo.ne.jp/ziyuunakaze/e/16ec8b25759ef1ca5413d68472f6777b
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