朝の吸引は、少なかったけれどまとまった痰が取れた。鼻から喉への途中が乾いていてチューブが入りにくく、昨夜と同様に少し出血した。母は、夜中に父がよく喋っていたので寝られなかったと言い、父の意識もしっかりしていた。
昼前に看護師Cさんが来宅し、母によればそれほど吸引しなかったとのこと。
看護師さんが帰ってしばらくしたら、母から電話が入った。父が車椅子に座りたいと言い出して聞かないというので、手伝いに行った。久しぶりに父を車椅子に移動させた隙に、母はここぞとばかりに点滴の漏れた跡の残ったシーツやカバーを取り換えた。
車椅子に座った父はおもむろに、浴衣に着替えたい、と言った。何で?と私が聞けば、私も知っている旧友のOさんに会いに行くという。台風も来ているし、今日は難しいと思います、と私が伝えると父は、そうか、という顔をした。もう既に他界されてしまった、父の小学校級友でもあるOさんの名前が出たことに、あちら側へ行く準備をしているのだろうか、などと私は思ってしまったり…。
結局、20分程車椅子に座っていたけれど、疲れたらしくベッドに戻ったらすぐに眠りに落ちていた。
夕方、ベッドの上半身をかなり起こして、父はテレビの相撲を見ていた。私が、相撲なんて久しぶりだね~と言うと、父は画面を見つめたまま頷いた。相撲が終わりかけた頃に、吸引をしようか、と促すと父は嫌がったけれど、それでも吸引を進める私の腕をずっと掴んでいた。
夜、寝る前の吸引は、咳もよく出て、痰も良く引けた。
昼前に看護師Cさんが来宅し、母によればそれほど吸引しなかったとのこと。
看護師さんが帰ってしばらくしたら、母から電話が入った。父が車椅子に座りたいと言い出して聞かないというので、手伝いに行った。久しぶりに父を車椅子に移動させた隙に、母はここぞとばかりに点滴の漏れた跡の残ったシーツやカバーを取り換えた。
車椅子に座った父はおもむろに、浴衣に着替えたい、と言った。何で?と私が聞けば、私も知っている旧友のOさんに会いに行くという。台風も来ているし、今日は難しいと思います、と私が伝えると父は、そうか、という顔をした。もう既に他界されてしまった、父の小学校級友でもあるOさんの名前が出たことに、あちら側へ行く準備をしているのだろうか、などと私は思ってしまったり…。
結局、20分程車椅子に座っていたけれど、疲れたらしくベッドに戻ったらすぐに眠りに落ちていた。
夕方、ベッドの上半身をかなり起こして、父はテレビの相撲を見ていた。私が、相撲なんて久しぶりだね~と言うと、父は画面を見つめたまま頷いた。相撲が終わりかけた頃に、吸引をしようか、と促すと父は嫌がったけれど、それでも吸引を進める私の腕をずっと掴んでいた。
夜、寝る前の吸引は、咳もよく出て、痰も良く引けた。
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