道草日記 心の思いと、花たちへ・・・。

ちょっぴりときめき心が癒された時・・季節のお花に出会った時・・・私の感動を綴ってみたいと思います。

ふっと目が覚めて・・

2007-06-13 22:54:10 | Weblog
 
   暑い一日ですが風が爽やかです。

  夕べふっと目が覚めてイヤホーンから聞こえてきた
  あるお医者さんの語った言葉です、ラジオ深夜便から
  伝わってきた介護に纏わる話だったと思います。

  話の途中から聴いていたのですが何処の先生なのか
  名前も記憶していません、ただ何処かのお医者様だと
  思います。もし聴いていた方がいて間違っていたなら
  ごめんなさい。

  ただ頭の中に一つだけ残ったことがあります、介護する
  人の現状の立場と言うものを先生は話されていました。
  誰を責めれば良いのか、心がとても痛みました・・・・

  「病院に入院している患者さん、何ヶ月も入院すると
  入院費もかさみます、その時家族は退院させて下さいと
  頼まれたそうです。
  入院していれば三度の食事とある程度の介護はきちんと
  されますと先生・・・
  
  でも、在宅看護になって先生が往診して感じたことは
  床擦れも1週間で出来、三度の食事も二度になり、
  8回オムツを取り替えていたのが5回となり最後は
  食事も一度、オムツの交換も一日ないときもある、
  患者さんが居たとか。

  最後は患者さんが膀胱炎になり、肺炎を併発して
  亡くなってしまったということを話されていました。

  入院すれば入院費がかさみます、回復して元気に
  なれるなら、何とか頑張れることもありますが、
  先の見えない入院介護には限度もきっとあった
  ことと思います。

  何とひどいことをと思ったが、亡くなった家族の
  介護する方は先生がおっしゃっていましたが、
  昼間パートで働き時間のあるときは又働いて、子供さん
  家族の世話、家事などを全部一人でしていたそうです。

  先生が立場が分かるとおっしゃっておられました。
  こんな状態では介護など出来ないのではないかと・・
  こんな目に会うような患者さんがまだまだ居るのでは
  ないかと話されていました。

  寝ぼけ頭で聴いてたお話です。明日は我が身と思う時
  誰に介護されれば良いのか・・・
  考えが纏まりませんでした。
  元気が一番ですが、誰もが安心して介護され安らかな
  気持ちで天国に召されたら其れがいちばんですね。

  そんな安心出来る社会福祉の国になれたらいいのですが
  益々厳しさが増してくる世の中になるのでしょう。
  真夜中に聞いた介護の少し悲しい話です。

  きっと介護する人も出来るだけの事はしたのですよね
  生活があって・・・きりきりだったのだと思いたいです。