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石ころ

日常 (付き添い、寄り添い)



最近は本当に次々と雑用が多く忙しい。
でも、今日のことは決して雑用ではない。主人の病院の付き添い。朝、主人が真面目に「忙しいのにすまんな。」なんて言うから、「何いうてんの」ってちょっとムカッと来てしまった。「なにをしょうもない芝居がかった台詞を・・」そんなふうに思えて・・。

私は、とことん芝居がかった台詞が嫌いや!
テレビでもそんな臭い台詞はゾッとするほど嫌い。「言わずもがな」って言葉知っている?知らないだろうなぁ・・って思ってしまう。

夫が病めば妻が付き添い、妻が病めば夫が付きそう。当たり前なことであり礼は言わずもがなでしょう。
言ってしまえば関係が変わるのよ、他人行儀って関係に・・。夫婦は一心同体であり誰が自分の体をかばうことに礼を言うか!
まあ、そんなことで腹を立てても主人に通じるはずもなく、車の中ではできるだけ機嫌良く話して誤解を避けた。付き添うことに不機嫌だと思われるかも知れないと気づいたから・・。

そのような事柄も一つのストレスになるのだけれど、昨夜テレビから小耳に挟んだこと、
「イライラも、ウキウキも、喜怒哀楽はエネルギーを消費するからダイエットになるらしい・・」ってこと。
だから、今日はイラッとする度に「ダイエット」って思うと、ちょっとウフッと前向きな気持ちになれて、そんな自分自身が可笑しかった。怒っても良いことがあるんだって・・


そんなことはさて置き、先日から病院はインフルエンザで大変なことになっており、検査の結果をまだ説明して貰えてない。
看護婦さんが「インフルエンザが移るといけないので、先生が『大丈夫だということを取りあえず伝えてあげて』とおっしゃっています。」と教えて下さったけれど、今日は薬も無くなったので、どうしても説明を聞いておきたかった。

だから、車の中でひとり祈った。
医院に着くと次々と人が出てこられて、やはり混んでいる・・と思ったけれど、入れ違いに殆どの方が帰ってしまわれて、待合室はガラガラになった。

すぐに呼ばれ、先生は病気の説明から初めてどのように進行するのかと図に書いて説明され、現在の主人の病状も検査結果から示して、懇切丁寧に「大丈夫」の意味を説明して下さった。「この病気で死ぬときは楽ですよ。」なんて、最後に説明付きで話してくださって、私は思わず笑ってしまったけれど、後で医師の労りがじわりと浸みた。

そう、私たちくらいの年になると「楽に死ねる」ということは、実に目出度いことで笑えるのだ。その先生は若いけれどそのことを知っていて下さる。それは私たちにはひとつの安心となった。

帰りの車の中で「感謝だね。好きなことができるし、何でも美味しく食べられるし、痛くも痒くもなくて・・」ってちょっと二人で感動して、いっぱいの「ありがとう」を心の中でイエスさまに言っていた。




一晩寝て、どうして主人の「悪いな・・」という言葉にあんなに反応したのか・・その理由にやっと気付いた。
最近の主人の弱気がその言葉に出ていて、私の心の中には「どうしてこれくらいで弱気になるのよ~」って、そんな主人の弱さを、そのままに受け入れられない我が儘があったんだ・・ってこと。
皆が自分と同じように考えるわけではないのは当たり前なのに・・それに主人の弱気と、その姿をそのまま受け入れられなかった私は、似ているのだろう・・同じ弱さを持っているってこと。

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コメント一覧

石ころ
イエスさまだったら、すご~くうっとりと聞いたでしょうね。
イエスさまの前では誰だって無防備でいられると思いますから・・

芝居がかって見えるのは、互いに罪があるからだと思います。
コミュニケーションがぎこちなくなってしまうのは、罪によるのだと思います。



イエスさまのみことばは、すう~っと入ってきますから・・。
エシュコル
ん~・・・・
http://sweetword.jugem.jp/
イエス様が同じ事を言ったら、やはり怒ってしまうのだろうか…?
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