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石ころ

「お言葉がこの身になりますように」

主にあっては病も祝福となり、この世の問題も祝福を得る道筋となることがあるのだと思う。
ヨハネ4章、役人の息子の癒しを読んでいて思いを巡らせたこと・・。

王室の役人の息子が病気になり、
「『主よ。どうか私の子どもが死なないうちに下って来てください。』」と願いにやって来た。
「そこで、イエスは彼に言われた。『あなたがたは、しるしと不思議を見ないかぎり、決して信じない。』」(ヨハネ4:48)


私は始めイエスさまのこのお言葉を不思議に思った。まるでしるしと不思議は良くないことのように聞こえるけれど・・って、イエスさまはそのことをなさるのに・・しかし事は、その順序の問題ではないかなぁと気づかせてくださった。

役人は死にそうな息子を助けたい必死の思いで来た。
「イエスは彼に言われた。『帰って行きなさい。あなたの息子は直っています。』」
彼は、短いそのお言葉に死にそうな息子の命を賭けて、おめおめとひとりで家路に就いた。この時はまだイエスさまを信じては居なかったのだから、これは賭であったと思う。

読んでいるだけではこの役人の心境はよくはわからないけれど、自分の身に置き換えたとき、お言葉だけを信じてイエスさまを離れることには、どれほどの決心が必要だったことだろう。何しろまだ何も見てはいないのだから・・。

しかし、彼は、自分の持っている力でイエスさまを引っ張って行くことはしなかった。此処で彼は自分の力も賢さも用いることはなかった。このことは祝福を得るための大きな事だと思う。

「彼が下って行く途中、そのしもべたちが彼に出会って、彼の息子が直ったことを告げた。 そこで子どもがよくなった時刻を彼らに尋ねると、『きのう、七時に熱がひきました。』と言った。
それで父親は、イエスが『あなたの息子は直っている。』と言われた時刻と同じであることを知った。そして彼自身と彼の家の者がみな信じた。」


主にあっては、いつでもしるしも不思議も起こりうる。私たちが鈍感でそのしるしや不思議に気が付かない時もあるけれど・・。
でも、それらを見たから信じるのと信じた結果起こるのとでは違う。見たから信じるというのは「今、目の前で起こらない事は信じない。」と言うことだから・・それは主の力を否定している。
イエスさまは「見ずに信じる者は幸いです。」とおっしゃった。見ずに信じる者はイエスさまのすべて、奇跡も不思議も信じているのだ。

イエスさまを信じて救われた者は常に祝福のど真ん中にいる。でも、十字架で救われたこの身の大切なものを、不信仰の中で震えながら、お言葉に賭ける時に其れをリアルに見ることになるのだと思う。
この経験によって、イエス・キリストを自分の言葉で証することが出来るのだと思う。

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コメント一覧

石ころ
保護者さんへ
私がみことばにふれたのは、私発ではなく
「あなた方がわたしを選んだのではありません。わたしがあなた方を選びあなた方を任命したのです。」(ヨハネ15:16)なのですよね。

そうして、信仰を導いて下さったのも主です。主を知る知識も導いて下さいます。
そうして、主の救いのご計画は家族ぐるみですね。感謝です。

ナアマンも選びにあったのでしょうね。良いしもべを置いて下さいましたから・・。
私も、あのしもべの役割を果たすことができたら、なんと幸いなことでしょう!

すべてのことが、神から発し、神によって成り、神に至るからです。どうか、この神に、栄光がとこしえにありますように。アーメン。(ローマ11:36)
保護者
主の語られた言葉を「信じて」行動をとった事が、
さらに深い「信じる」事へと導かれ、
おまけに「家族もこぞって信じた」なんて素敵です!

・・で私は、列王下5章の 言葉だけでは不満だったナアマンを思い出しました。
石ころ
コメントを感謝致します
そうですね。
信じるということには段階がありますね。

私も何度も「できるものなら・・」そのような心で願ってきたのだと思います。
そうして、「私の不信仰をおゆるし下さい」と叫んできたのです。
信仰も主によって赦されているのだと思います。
エシュコル
と云うか・・・
http://hswofach-wtl.jugem.jp/
>この時はまだイエスさまを信じては居なかったのだから

ことばを信じて。。。とあるのだから、一応信じ、でも半信半疑の状態だったのではないでしょうか?
マルコ9:14-27の父親を思い浮かべます。
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