saltさんのメッセージ「子どもたちのために」(進級お祝い特別メッセージ)
ゲームをやりましょう。
1.ここにたくさんのコップを用意しました。中にはそれぞれ同じくらいの量の液体(水のようなもの)が入っています。ただしコップには、いろんな「ことば」が書いてあります。
2.私とジャンケンをして勝った人から、ひとつ選んでそれを飲み干してもらいます。
3.飲む前にひとこと質問してもよろしい。
上流の水
下流の水
ダムの水
井戸の水
海の水
四万十川の水
大和川の水
水たまりの水
南アルプスの天然水
おしっこ入りの水
HcI
飲むと賢くなる魔法の水
飲むと痩せる奇跡の水
実はすべてのコップの中には同じ水が入っているし、みんなも多分そうだろうなと思いながらも、おかしなことが書いてあるコップの水をのむのは抵抗があったはずです。私は何を聞かれても「大丈夫だよ」と答えました。
このゲームにはいくつかの意味があります。
まずひとつは、内容に関係がなく、それに貼り付けられたことばに結果が左右されたり、影響されたりしやすいということです。
ことばに左右されず、つまり騙されないで判断する力を持つことが大事なのですが、それはとても難しいことです。これは、コップにことばが書いてあるだけの簡単な場面設定ですが、みなさんが毎日出会う問題は、もっと複雑でややこしいものばかりですね。
さらにもう一つの大きな問題は、「知識が増せば人はよけいに迷う」ということです。文字が読めなければ、また文字が読めてもその意味がわからなければ、「これは飲んでも大丈夫」という信頼できる人のことばは、簡単に信頼できるからです。
ですから何も知らない小さな子どもが、何でも信じて受け入れるのと、あらゆることをわきまえた大人が、それでもあらゆるものの中から信頼すべきものを選ぶのとでは、結果は同じでも価値は違います。
創世記3章で、人が初めて罪を犯す場面は、私たちに色々なことを教えます。サタンがコップに貼り付けるレッテルと、目に見えない神のことばに信頼するのとでは、どうでしょうか。
さきほどはみんなに飲んでもらうために安全なものを用意しましたが、サタンはすばらしいと見せかけて、口にしてはならなかった木の実を食べさせたのです。
「みなさんは勉強が好きですか。嫌いですか。」
「なぜ、好きですか。なぜ、嫌いですか。」
何のために勉強をするのかわからなければ、つまらないし、長続きはしません。親や先生に叱られるから、褒められるから、という動機だと、親や先生が褒めたり叱ったりしてしなくなれば止めてしまいます。
テストや通知票のためだと、テストや通知票がなくなればやめてしまいます。良い学校にはいるためだと、学校に入ってしまえば勉強しなくなります。そういう歪んだ動機、間違った考えで勉強しているので、勉強がつまらないのです。
学校は勉強をするところです。勉強が嫌いだとどうしょうもない。辛いです。解決法は、勉強を、教科書や先生やテストとは切り離して考えることです。そして、勉強そのものの内容が面白いとわかるまで、しっかり勉強することです。これは本人の努力にかかっています。
おいしい食べ物がおいしいように、勉強は面白いのです。
勿論、食べ物にも好き嫌いがあるように、勉強にも好き嫌いがあるでしょうが、それは、自分の嫌いな教科がまずいのではないし、役に立たないのでもないのです。
勉強するのは、神さまが作られた世界の秩序や法則を学ぶためです。そのみことばの価値を正しく知り味わうためです。
ヨハネやペテロは「無学な普通の人」でしたが、それは学校の勉強はそれなりだったという意味ですが、彼らは漁師でしたから、生活や仕事の体験を通して自然の法則を学んでいました。そういう体験も立派な勉強です。そのような体験的な知識は机の上で学ぶものより遙かに大事です。
しかし、それで十分ではないのです。やはり彼らは「無学な普通の人」です。彼らにもし、さらに進んだ学問の知識があれば、その体験はいっそう深いものとなったのです。
本当に勉強した人の特徴をいくつか教えましょう。
1. 自分はまだ十分に知らないことを知っている。
2. 価値を相対化できる。正しい比べ方ができる。バランス感覚がよい。
3. 神さまを愛し、弱い人、小さなものを決して軽んじない。
最後に、人間にとって一番大切なことは自由であることです。自分できちんと選ぶことです。誰かのために、誰かのせいで、何かを選んでやらされている人は最低だし、決して幸せではありません。
みんながもし、イエスさまなんか嫌いなら、無理して教会に来る必要はありません。
誰かに強いられた人生を送っている人の特徴を言いましょう。その人は必ず、自分がうまくいかないことを誰か他の人のせいにします。
みなさんのこれからの毎日が祝福されたものとなりますように。
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