石ころ

旅立つ民 ③(民数記33章)

 

カデシュを旅立ってエドムの国の端にあるホル山に宿営した。
祭司アロンは主の命によりホル山に登り、そこで死んだ。それは、イスラエルの子らがエジプトの地を出てから四十年目の第五の月の一日であった。
アロンはホル山で死んだとき、百二十三歳であった。(37~39)

 

アロンは親世代の者たちと一緒に荒野で死んだ。主はアロンを長い命で祝福し、彼らの子孫に約束の地を与えられる。

 

エリコをのぞむヨルダン川のほとりのモアブの草原で、主はモーセに告げられた。
「イスラエルの子らに告げよ。あなたがたがヨルダン川を渡ってカナンの地に入るときには、
その地の住民をことごとくあなたがたの前から追い払って、彼らの石像をすべて粉砕し、彼らの鋳像をすべて粉砕し、彼らの高き所をすべて打ち壊さなければならない。(50~52)

 

人は姿の見えない神よりも,目に見える偶像を頼む弱さを持っている。罪人には肉の目からの情報がすべてなのである。

命令はカナン人を殺すことではなく追い払うことであった。カナンが神の民のために備えられた地であり、やがてはキリストを贈って全人類の救いが成るためである。


カナン人であろうとイスラエル人であろうと、すべて造られたものは、造り主の計画に拠って存在するのである。人は永遠をご存じの神に聴き従うことで、真に価値ある人生を生きるのである。

 

あなたがたはその地を自分の所有とし、そこに住め。あなたがたが所有するように、わたしがそれを与えたからである。(53)

 

主が与えられたものはすべて感謝して受けるべきである。自分の価値に拠ることではなく、神のご計画によることだからである。


王とされたら王となり、奴隷とされたら奴隷で在るとき、主の栄光がその人生に現われる。すべては神の計画によることであり、人は神に応答する従順によって子孫までの祝福を受けるのである。

 

あなたがたは、氏族ごとに、くじを引いて、その地を相続地とせよ。大きい部族には、その相続地を大きくし、小さい部族には、その相続地を小さくしなければならない。くじで当たったその場所が、その部族のものとなる。あなたがたは、自分の父祖の部族ごとに相続地を受けなければならない。(54)

 

くじは力関係を退けて平等である。そこには主の働かれる余地があり、神は人にそれぞれに合わせて賜物を備えてくださる。土地は創造主からのたまものである。

 

もしその地の住民をあなたがたの前から追い払わなければ、あなたがたが残しておく者たちは、あなたがたの目のとげとなり、脇腹の茨となり、彼らはあなたがたが住むその土地であなたがたを苦しめる。
そしてわたしは、彼らに対してしようと計画したとおりを、あなたがたに対してすることになる。」(55~56)

 

カナン人が嫌いで追い払うのではなく、カナン人の中にも気の合う人や、憐みを覚える人もあるだろう。それは人の感情によることではなく、ただみことばに従順しての行為である。

ヒューマニズムは神の愛とは違う。神を愛することは感情には拠らず、造り主のみことばを第一にする行いである。造られたものはすべて造り主の計画を成すために存在する。肉はこの創造主の権威を認めることが出来ず、それが罪である。

 

神は愛である。愛を分かち合うものとして人を神のかたちに創造された。不従順の罪を犯したアダム以来のすべての罪を、ひとり子イエスに負わせて十字架で罪をあがない、永遠のいのちを与えるほどに今も愛しておられる。

 

神の愛をたまわって救われた者の愛の表現が、みことばへの従順なのである。神の命令は人のいのちを守るためであり、永遠の愛の交わりに導くためである。創造の初めのご計画の通りに・・。神に愛されて創造された者の帰る所は、永遠なる神の御許でなければならない。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事