石ころ

ホトトギスが鳴いているね



昨日は、朝から主人のかかりつけの医院に、医大で出された結果の報告に行った。今度はすんなりと喜んでくださって「とてもラッキーでしたね。」と言われた。
普通はラッキーと言うんだ・・と、今回初めて妙に納得。

しかし、偶然発生した命が、たまたまのラッキーによって都合良く進化して人となり、明日もたぶん今日の続きだろう・・と、「今日は運が良かったね、」と言って終わる。そんな幸運はなんだか空しいなぁ・・。

 医院から帰った主人は、おばあさんの畑を見るために出かけていった。
彼女から先日、「来て欲しい」と電話が掛かっていたから・・。彼女は耳が遠くて電話は何時も一方通行で待ったなし。
今回はしかたなく二日遅れで行ったのだけれど、案の定ふくれっ面だったという。

彼女は自分の病気のことも、主人の病気のことも何も知らない。だから常に普段通りである。
イエスさまから一方的に憐れみを受けて、そこに主人の助けもあるのだけれど・・何もわかってはいない。

 しかし思えば私たちも、イエスさまにどれほど一方的な守りを受けていることだろう。御使いによって常に危機から守られているのだろう。それはそれは、たぶん数え切れないほどだろう・・。
なのに何にも知らないで、ふくれ面をしているのだろうなぁ・・そんなことを思うと、帰りにはすっかり機嫌の直っていたというおばあさんがかわいく思えた。



 今日は、主人は庭木の剪定をしている。切りすぎないで・・ああ、センリョウ切ってしまった!これはライラックだから切らないでとか・・、私はちょっとハラハラ・・でも、しかたないか。
そこで、私は冬物の手洗い洗濯にいそしむことにした。

干しながら、今年初めて聞く透明な声に「ホトトギスが鳴いているね。」と主人に言うと、「ああ、鳴いて居るなあ・・」
それは何気ないことだけれど二人で聞く小鳥の声であり、今年もホトトギスが居てくれることであって・・それは大切な喜びである。

 今夜は鯛飯を炊こうと手頃な大きさのものを買ってきた。こんがりと焼いて炊飯器に投入。赤飯はたまたま結果を聞く前日に炊いてしまって、病院の帰りに何かお祝いに食べようかと言ったのだけれど、帰って赤飯の残りを食べようと言うことになった。

それというのも、たまたま乗った電車で撮影中の火野正平さん一行と一緒になったからで、すっかり気を取られてそのまま帰って来てしまったのである。
主人は彼の自転車の旅が好きでずっと見ていたから、この偶然が嬉しかった。

本当に真っ黒に日焼けして自分で自転車を下げておられる姿や、電車の中でスタッフと一緒に普通に窓際に立って、そっと撮影している姿は何気なくて微笑ましかった。
「今日も火野さん自転車で走っているのかな・・真っ黒になって・・」主人とフフッと笑った。

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