誰だって自分の国を愛している。それは見慣れた風景を愛するように、何時も顔を合わせている隣人に親しみを覚えているように。自国の選手がオリンピックで金メダルを取ると嬉しいように。理屈じゃなく生まれ育った所は大切であり、慣れ親しんだルールは安心でもある。
しかしその国家で、子が親を助けて共に暮らすことができなくなり、親が生まれたばかりの幼子を育てることも出来なくなるなら、そんな国家とは何なんだろう..。その時すでに崩壊しているのじゃないかとさえ思う。
「国民の為には、むしろ国家が滅ぶことさえありうる。」と言われたなら、「この私たちの国を、力と知恵を合わせ、共に忍耐の限りを尽くして守ることは出来ないのか。」との思いが、ひとり一人の間に起こり、共に議論を尽くして結果を選ぶなら、理不尽な侵略によってたとえ悲惨をなめることになったとしても、なぜ父や息子が死ななければならなかったのか、国民が何を守りなぜそのことを選び取ったのかは明確に残ることになる。
先の戦争での悲惨は、何を守るために、なぜあれほど多くの人が死ななければならなかったのか、私にはそれがよく分からないことにある。
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